年末年始に多発しやすい4つの車のトラブルとは?
年末年始は長距離運転や帰省などで車を利用する機会が増える時期です。しかしこのシーズンは冬特有のトラブルが発生しやすく、特に寒冷地や雪道を走行する際には注意が必要です。
ぜひ年の瀬を迎える前に、年末年始に発生しやすい4つの車のトラブルとその解決策についてしっかりチェックしておきましょう。
目次
車内の結露による視界不良
寒い時期は、車内外の温度差により結露が発生しやすく、視界不良になることがあります。フロントガラスに乾燥した風を送るデフロスター(エアコンのスイッチパネルの「FRONT」と書かれたボタン)を使用することで、結露を軽減できます。
また、窓が汚れていると水蒸気がつきやすくなりますので、日頃から内側をきれいに保っておくことも重要です。以下のようなくもり止めクリーナーなども活用しましょう。
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ワイパーの凍結
寒冷地では、ワイパーがフロントガラスに凍りついてしまうことがあります。無理に動かそうとすると、ワイパーのゴムが剥がれたりモーターが故障したりすることに注意が必要です。
ワイパーが凍結した時はエンジンをかけて車を温めたり、フロントガラスに温風を当てることが有効です。ぬるま湯や水でも効果がありますが、熱湯はワイパーゴムを破損させてしまうこともあるのでやめておきましょう。
エンジン始動トラブル
冬季はバッテリーが原因で、エンジンが始動しなくなることがあります。そのような時に連続して何度もエンジンをかけようとするとセルモーターなどに負担をかけてしまうため、10分くらい時間をおきながら何度か試してみるのがおすすめです。
それでも動かないようならブースターケーブルなどを使った充電が必要となります。予防策として冬の間はバッテリーをこまめにチェックし、問題があれば交換することなどを考えておきましょう。
タイヤチェーンの装着
雪道や凍結路ではタイヤチェーンの使用が必須となる場面もあります。正しい装着方法を知らないと、危険な状況を引き起こしかねません。
チェーンを装着する際は、まず平坦で安全な場所に停車し、サイドブレーキをしっかりかけてから行います。タイヤチェーンを装着したら、低速で走行し、車体の振動やチェーンの緩みがないか確認します。本格的な冬に入る前に、チェーン規制についてチェックしたり、一度装着の練習をしておくのがおすすめです。
参考)道路:雪防災 チェーン規制について- 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html
まとめ
年末年始は交通量の増加に加え、寒さによって車のトラブルが発生しやすくなります。結露対策や凍結防止策、エンジンの点検など、年末年始に起こりやすいトラブルへの対策をしっかり行って、安全なドライブを心がけましょう。