踏切で守るべき交通ルールとは?安全運転のための基本やポイント
踏切は交通事故のリスクを伴う場所です。安全に通過するためには法律で定められた交通ルールを十分に理解し、正しく守ることが不可欠といえます。
今回は踏切での基本的なルールと、事故防止対策について解説します。
目次
踏切で守るべき基本ルール
踏切を安全に通過するためには、いくつかの基本ルールをしっかり守ることが重要です。
◇踏切の前で停止する
踏切を通過する際には、必ず停止を行います。道路交通法では「一時停止」ではなく、「停止」と書かれていることに注意しましょう。安全を確認するまでしっかりと停止することが定められているのです。特に周囲の状況を見落としやすい夜間や視界が悪い状況では、しっかりと周囲の安全確認を行う必要があります。
参考)
道路交通法 | e-Gov 法令検索 第五節 踏切の通過
https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105#Mp-Ch_3-Se_5
◇左右の安全確認
遮断機が上がっているからといって安心せず、自分の目と耳でも安全を確認することが大切です。危険がないかを目視で確認するのはもちろん、しっかりと音にも注意を払いましょう。
特殊な状況での対策
踏切での事故を未然に防ぐためには、特定の状況での適切な判断も必要になります。以下で渋滞時や緊急時などでの対処方法を確認しておきましょう。
◇渋滞時
踏切周辺で渋滞になっている場合は、踏切内で停車してしまうことがないよう、踏切の出口側の状況を十分に確認してください。渋滞時には、踏切に入る前に車が踏切を完全に通過できるかを確認した上で進入することが重要です。
◇踏切内で立ち往生した時は
万が一踏切の警報機がなり始めてから車が立ち往生してしまった場合は、速やかに車外に避難してください。多くの踏切には「非常ボタン」が設置されていますので、これを押して列車に異常を知らせましょう。JR西日本の説明では、鳴り始めてからおよそ30秒で列車がやってくるため、ためらわずに押すように書かれています。
緊急時の具体的な対処法について、以下に詳しく書かれていますので、いざという時のために必ずチェックしておきましょう。
JR東日本なるほどQ&A Guide 緊急時
https://www.jreast.co.jp/saferelief/operationguide/pdf/emergency.pdf
踏切について知ってください:JR西日本
https://www.westjr.co.jp/safety/crossing/cp/emergency.html
まとめ
踏切での安全確保には、交通ルールの厳守が不可欠です。安全確認や渋滞時の対応なども頭に入れておくことで、事故を未然に防ぐことができます。万が一の事態に備えて、鉄道会社のホームページなどで緊急時の正しい対応方法もしっかり確認しておきましょう。