車のクルーズコントロールとは?使い方や注意点について
近年は「ACC搭載車」の車が多くなってきています。
これは「アダプティブ・クルーズ・コントロール」と呼ばれる機能です。
いったいこれはどのような機能で、どのように使うのでしょうか?
今回はこの機能についての説明と、使用時の注意点についてご紹介いたします。
目次
アダプティブ・クルーズ・コントロールとは?
近年車に搭載されている機能で注目を集めているのが「クルーズ・コントロール」と呼ばれる機能です。
これがどういった機能なのかといったことや、基本的な使い方についてご紹介いたします。
◇自動でアクセル操作を行う機能
「クルーズ・コントロール」とは、希望する速度をドライバーが設定することによってアクセル操作の負担を軽減できる機能です。
メーカーや車種によって異なりますが、ハンドル部のスイッチを操作して利用するのが一般的です。
走りたい速度の時にボタンを押すと、その速度を一定に保ちながら走行します。
◇メリットは?
交通量の少ない道でアクセル操作を行わずに済むようになるため、疲労が軽減できることがメリットです。
また人間の操作であるとアクセルを一定に踏んでいるつもりでも知らないうちに踏み増ししていたり、緩められたりして加減速が多くなり燃費を無駄に使ってしまっている面があるのですが、クルーズコントロールによって一定速度で走れるようになるため燃費の面でもメリットがあります。
◇ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)とは
近年はクルーズコントロールからさらに進化したACC、前方車追従型のクルーズコントロールが登場しています。
これはレーダーセンサーとフロントガラスのカメラなどから先行車との距離を測定し、車間距離を一定に保ちながら加速減速も行うタイプです。
メーカーや車種によって機能や対応速度などは異なりますが、アクセル操作だけではなくてブレーキ操作も支援する機能です。
アダプティブクルーズコントロールの注意点
ACCは便利ではあるものの、完全自動操縦ではなくあくまで運転補助の一機能に過ぎません。
以下の注意点をチェックしておきましょう。
◇機能を過信し過ぎない
やはりドライバーが自分の目でしっかり確認することは必要です。
ACCに任せきりにするのは非常に危険ですのでやめましょう。
◇悪天候では使えない
悪天候などの時はレーダーやカメラが正しく動作しないこともあるので使用はやめておきましょう。
また路面が凍結している時なども、制動力が落ちていたり車がスリップすることで事故につながることもあります。
まとめ
今回は最近の車のトレンドであるACCについてご紹介いたしました。
自動でアクセルやブレーキをしてもらえる機能は、ペダル操作の疲労を軽減できたり燃費の向上が期待できます。
ただし完全な自動運転ではないですし、任せきりにして事故の原因になってしまう可能性もあります。
しっかりと安全確認はドライバーが責任を持って行わなければいけないことは注意しておきましょう。