【カーメンテナンスの基本】タイヤのチェックとメンテナンスについて
JAFロードサービスの「救援依頼内容」として毎年上位の常連なのが、パンクやバースト、エア圧不足などといった車の「タイヤ関係」のトラブル。2018年も一般道路の依頼で2位、高速道路では1位でした。
(参考:JAF|ロードサービス|ロードサービス救援データ|2018年度 年間
http://www.jaf.or.jp/rservice/data/2018/year/)
確かにタイヤは荒い地面と常に触れているパーツ。消耗が激しくて当然ですが、日頃のチェックで、トラブルの可能性はぐっと減ります。
今回は、タイヤの空気圧のチェックの仕方、エアの充填方法についてご説明いたします。
目次
タイヤの空気圧が低いとどうなる?
タイヤの空気圧が低下すると磨耗が激しくなり、パンクが起こりやすくなります。最近のタイヤはパンクしても気付きにくいのですが、空気圧をチェックすることで早期に発見できます。
また空気圧が低いと燃費も悪くなります。例えば空気の抜けた自転車のペダルが重くなるのをご存じかと思いますが、タイヤに空気がないとその分余計なエネルギーが必要になるのです。
そしてなによりも一輪だけ空気圧が低いと、車がまっすぐ走らなくなって非常に危険です。ぜひとも空気圧に注意を払うようにしましょう。
空気圧のチェック方法
空気圧がどれくらいがいいのかは、運転席のドアを開けた縁部分に貼られているシールに120Kpaなどと記載されています。
そのチェック方法は3つ。まず簡単なのが、ガソリンスタンドでチェックをお願いすることです。基本的に空気圧のチェックは無料、空気の充填が有料というところが多いです。2つ目はセルフのガソリンスタンド。たいてい空気圧チェックのコーナーが設けられているので、そこで簡単にチェックができます。
3つ目は、市販のエアゲージを使うこと。タイヤのバルブにゲージを差し込んで圧を計測できる商品も通販で1000円程度で販売されています。自宅で手軽にチェックができますが、しかしチェックの際に空気が漏れてしまう可能性もあるので、エアーを充填できる環境も整えておいた方がよいでしょう。
充填はセルフスタンドが便利!
空気の充填はディーラーやガソリンスタンドで調整してもらうのが一番安全で確実と言えるでしょう。
しかしセルフのスタンドならば無料で利用できる場合もあります。近くまで車を移動させたらホースをタイヤまで引っ張り、バルブキャップを外してホース先端をバルブに押し当てて充填していきます。
まとめ――月1回のメンテナンスを
今回は車のトラブルとして多いタイヤの空気圧チェックについてご説明してきました。
パンクしていなくても、タイヤから自然と空気は抜けてしまうものなので、できれば月1回はメンテナンスをしましょう。充填だけならば、セルフのガソリンスタンドで手軽にできます。特に遠出の前など、一通りチェックを行って安全なドライブを心がけましょう。