「車のオイル交換ってなんで必要なの?チェックの方法は?」
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車のエンジンオイルと聞くと、確かに「大切らしい」ことはわかっても、ガソリンのようにこまめに補充をしないので、「ずっと交換しないままでいいのでは?」と思ってしまうこともあるかもしれません。
今回はオイル交換がなぜ必要かということについてしっかり説明し、交換が必要かどうかをどうチェックすればいいかをご説明いたします。
目次
エンジンオイルの役目
エンジンオイルの役目はとてもたくさんあります。
まず1つ目が様々な部品をスムーズに動かす「潤滑」の役割。自転車や椅子といった金属製品が錆びて回らない時、油を差すことで動くようになったという経験はあるかと思います。オイルのおかげで動きやすくして、無駄なエネルギー消費を防ぐことができるのです。
それから2つ目の役目は「隙間埋め」。金属の動力部分に隙間あるとパフォーマンスが低下してしまいますし、さらに隙間から発生したガソリンの混じった気体が公害をもたらす可能性もあります。この隙間がエンジンオイルのおかげでなくなるのです。
さらに激しい摩擦によって高温になったエンジン内部を冷やす「冷却」、エンジン内の「洗浄」、エンジンをコーティングしてサビを防ぐ「防サビ」の役目もあります。
実に一石五鳥。しかもこのどれが欠けてもエンジンは動きません。
エンジンオイルがあってはじめてエンジンが実用的になっている、とも言えるのです。
オイルの状態をチェックする方法
エンジンオイルの交換はちょっと初心者には難しいです。でもチェックだけなら簡単なので覚えておきましょう。(やけどには十分注意してください)
チェックするべきなのはオイルの「量」と「色」。
まず平坦な場所に車を停車させて、エンジンを切り、オイルパンにオイルが戻ってくるまで1分以上待ってからボンネットを開け、先端が黄色い輪っかの「オイルレベルゲージ」を探しましょう。
ウエスやキッチンペーパーを左手に持ち、そのオイルレベルゲージを引き抜いて、ゲージについているオイルを一旦拭き取ります。そしてあらためてもう一度最後までしっかり差し込んで、もう一度引き抜いてオイルの量をチェック。
Max-Minといった表示と2つの穴がありますが、その間にオイルがあることをチェックしましょう。もしMaxをはみ出していたり、Minより少なかったりする場合はエンジントラブルの原因となるので、カーメンテナンスなどに相談するのがおすすめです。
続いて色をチェック。新品は透明、やや黄色みがかった色です。劣化するにつれて、茶色から黒っぽくなっていきます。黒くなっていたら交換時期です。
まとめ――「交換が必要か」は判断できるようにしておこう。
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以上今回はエンジンオイルの役割とそのチェック方法についてご紹介してきました。
交換は難しいですが、せめてその必要性は判断できるようにしておくことが大切です。日頃チェックをしておき、車検や点検の時に「エンジンオイルを交換しますか」と聞かれた時にしっかり答えられるようにしておきましょう。