「車のバッテリーの役割と、メンテナンスの手順について」
「車のバッテリーが寿命だ」とか「上がってしまった」とかよく言いますが、実際バッテリーは車でどのような役割を果たしているかというと、分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は「バッテリーの基本」として、バッテリーが快適なドライブにどのような役割を担っているのかという点と、どのようにメンテナンスをすればいいのかについてご説明いたします。
目次
バッテリーの役割と充電の仕組み
車にはライトがついていたり、さらにカーステレオやカーナビ、エアコンといった電気が必要なパーツがあります。このような電力はガソリンからではなく、バッテリーから供給しています。つまりバッテリーとは車の電池です。
しかしバッテリーは電池のように基本〝切れる〟ことがありません。スマホなどの携帯機器は使用した後に必ずコンセントから充電をしているのに、車はなぜそのような充電作業が必要ないのでしょうか?
それは「オルタネーター」と呼ばれる、車自身に発電機があるから。エンジンの回転の一部がオルタネーターの駆動に回されて、使用した分の電気が走りながら常時充電されているのです。
したがって走らないままライトやエアコンを付けっぱなしにするなど、オルタネーターを動かさない状態でバッテリーを使い続けると、当然電力がなくなってしまいます。
バッテリーを長持ちさせる日頃のメンテナンス方法
バッテリー関連のトラブルを防ぐためにも日頃簡単にできるメンテナンスを覚えておきましょう。
チェック項目は3つ。
まずバッテリーの液の量をチェックしましょう。「Upper level、Lower level」という表示があるので、その半分以上の量があるかをチェック。もし少ない時は、バッテリー液は200円前後でも売られていますのでキャップを外して補充すればオッケーです。逆に量が多すぎるならば100円ショップなどでも購入できるスポイトを使って、液を減らしましょう。バッテリー補充液は希硫酸なので、目等に入らないように十分注意してください。
続いて金具をチェック。緩んでいた場合などはナットを締め直し、サビなどが生じていたらワイヤーブラシを使ってきれいに取り除きましょう。その他液漏れが起きないように、ヒビ割れなどが起きていないかをチェックしましょう。
まとめ――バッテリーの寿命は3年前後
以上今回はバッテリーの役割とメンテナンス方法についてご紹介しました。
バッテリーの寿命は3年前後。エンジンの〝かかり〟が悪かったり、ヘッドライトが暗かったり、パワーウィンドウの動きが遅かったりするならば、寿命かもしれません。
快適なドライブを保証する縁の下の力持ち。
何か異変が起こる前に、早めのチェックを心がけましょう。