【梅雨前のチェックがおすすめ】タイヤメンテナンスのポイント
気象庁によると関東甲信の梅雨入りの平均は6月8日頃、梅雨明けの平均が7月21日頃だそうです。2020年の梅雨入りは6月11日で梅雨明けが8月1日でした。
参考)気象庁|過去の梅雨入りと梅雨明け(関東甲信)
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu09.html
梅雨から秋にかけては1年の中でも雨や炎天下の中を走ることが増え、車に負担がかかりやすい時期と言えるでしょう。特に地面と接しているタイヤのチェックをきちんと行っておくと安心です。本格的に夏に入る前にタイヤメンテナンスのチェックしておきたい項目を押さえておきましょう。
目次
スリップサインのチェック
スリップサインとはタイヤの使用限度を示す表示のことです。タイヤの溝が1.6mmよりも浅くなっていたら、法律によってそのタイヤを使ってはいけないとされています。そうなっているかいないかが一目でわかるようにされているものがスリップサインなのです。
◇スリップサインとは
タイヤの側面に三角マークがありますが、その三角マークの延長線上で、タイヤの溝の中を見てみると、ゴムが盛り上がっている部分があるかと思います。この盛り上がってる部分が周囲(溝ではない場所)と同じ高さになっていたら、溝が1.6mmより浅くなっているという意味です。そのタイヤは使ってはいけません。
◇スリップサインが出る前に早めに交換
安全に車を走らせるという観点ではこのスリップサインが出ていたら、すでに遅すぎということが言えます。タイヤは残り溝の深さ4mm以下から性能が大きく低下するといわれてますので、早めにタイヤ交換を考えるようにしていきましょう。
偏摩耗のチェック
基本的にタイヤは4輪ともが同じペースで劣化していくことはありません。車の駆動方式や空気圧管理など使用環境や走行する路面などの影響でかなり変わってくるからです。例えば前輪駆動車は前輪が摩耗しやすいですし、後輪駆動車は後輪が摩耗しやすい特性があります。
つまりできれば定期的に車の位置をローテーションし、均一に摩耗するように調整していくのがおすすめです。整備工場などに相談してみると対応してもらえます。
見た目や走行音のチェック
その他、感覚でも何かタイヤの調子が悪くなっていないかを意識してみましょう。
◇見た目
タイヤの側面、タイヤのメーカーやサイズなどが表示されているサイドウォール部は、切り傷がある場合や深いひび割れや擦り傷がないかをしっかりチェックしておきましょう。
◇音
それから走行音などに耳を傾けることも何か異変があった時に早期発見できるコツです。走行音のノイズが大きくなってきたらタイヤ交換の目安の一つである可能性もあります。
まとめ
タイヤは車で一番肝心なパーツと言っても過言ではありません。雨の日の走行などは危険を伴うことも多いので、タイヤが安全であるかということの確認はしっかり行っておきましょう。