エンジンがかからなくなった時の原因と対処法について
突然車のエンジンがかからなくなった時、第一に考えられる理由は故障ですが、もしかするとちょっとした注意ミスなどでエンジンがかからなくなっているだけかもしれません。
ロードサービスを呼ぶ前に、まずは単純な操作ミスなどが原因ではないかを確認していきましょう。
目次
単純な操作ミスはないか
エンジンがかからない時、もしかすると慌てていて何かしらの操作ミスをしているだけかもしれません。故障かどうかをチェックするためには、まず以下のミスをしていないかを一つずつ確認していきましょう。
◇シフト
AT車でエンジンをかける時はシフトを「P」や「N」に入れておく必要があります。
◇ブレーキペダル
車は誤発進を防ぐためにブレーキペダルを踏んでエンジンをかける仕様になっています。マニュアル車であればクラッチペダルを踏んでエンジンを始動させます。しっかり奥まで踏み込み、エンジンをかけてみましょう。
◇ハンドルロック
盗難を防ぐハンドルロックがかかっている状態でもエンジンは始動しません。多くの場合、ハンドルを左右に動かしながら、同時にキーを回すことで解除できます。
プッシュスタートの車でも、ハンドルを回しながらエンジンスタートのボタンを押すと解除できます。
◇キーの電池が切れている
スマートキーの車であれば、キーの電池が切れていてエンジンがかけられなくなっているのかもしれません。
メーカーによって方法が異なりますが、電池切れの時はキーを車内の所定の位置(インフォメーションディスプレイなど)に接触させることでエンジンを始動できるようになっています。取扱説明書やメーカーのサイトなども確認してみるとよいでしょう。
◇燃料切れ
ガス欠が生じていないかもチェックしてみましょう。もしガス欠の時はガソリンスタンドへ行き、携行缶を借りれば対処できます。近くにガソリンスタンドがない場合はロードサービスなどを利用します。
上記の原因でない時はロードサービス
簡単な原因ではなかった時には、ロードサービスを呼んで対処してもらいます。主にJAFや加入中の保険に付帯しているロードサービスを利用します。
◇バッテリーあがり
エンジンがかからない一番の原因はバッテリーの不調です。ヘッドライトなど電装品をつけっぱなしにしていたことが原因で、バッテリー上がりを起こしてしまうケースです。
キーを差してみてライトは点灯するのか、パワーウインドウは動くのかを確認してみましょう。もしもそれらに問題がないならばバッテリー以外の箇所が原因です。
◇バッテリー周辺パーツの不調
バッテリーに電力を供給するパーツの不調もありえます。ヒューズの断線や、エンジンを始動させるセルモーター、バッテリーに充電するオルタネーターなどの不調です。こうしたパーツの不調は、プロに任せた方がよいでしょう。
まとめ
今回は突然エンジンがかからなくなった時の原因についてご紹介しました。
単純な操作ミスやその場で対処できるトラブルの可能性もありますので、まずは落ち着いて、いつも通りの手順でエンジンを始動しているかを確認してみましょう。