エンジンルームからキュルキュル音?音の原因と解決策について
車は1万点以上のパーツで作られているため何かしらの不調が生じないとも限りません。そのような不調が生じた時にどのように対処すべきか頭に入れておくことは、安全運転のためにとても大切なことです。
今回はエンジンルームから「キュルキュル」「キュキュキュ」といった、鳴くような甲高い音が聞こえた時の原因・対処法についてご紹介いたします。
目次
原因はファンベルト
エンジンルームからキュルキュルと甲高い音が聞こえてきている時は、エンジン周辺にあるファンベルトが影響している可能性が高いです。これはエアコンやラジエーターのファン、発電機などに動力を伝えるベルトですが、これらが以下の原因で音が鳴っている可能性があります。
◇ゴムの劣化
まず一つ目の原因はファンベルトのゴムが劣化していることです。ヒビが入っていたり亀裂が生じて、たわみや緩みなど、ベルトのスムーズな動きを阻害して異音の原因となっているのです。
◇張力不足
二つ目は張力不足です。引っ張る力が落ち、滑りやすくなる状況になっていることから甲高い音が生じてしまっているケースです。張りを戻すテンショナーを調節することで異音がなおることもあります。
対策
キュルキュルという音が聞こえているような時にはどうすればよいのでしょうか? 注意点や対処法を理解しておきましょう。
◇鳴き止め剤は使わない
シリコングリスなどを噴射することで動きをスムーズにする鳴き止め剤がホームセンターや自動車用品店などで売られています。そのような機械の異音に対処する商品です。
しかしエンジンから異音が生じている時はただのゴムの不調なだけではない可能性もあるので、音だけを消すのは根本的な解決にならず、状況の悪化を招いたり故障などに繋がる可能性もあるのでやめておきましょう。
◇やはり専門家に相談するのが最適
原因をはっきりさせるためにはやはり専門家の知識が必要です。車を購入したカーディーラーや近所の整備工場などに点検をお願いしましょう。ガソリンスタンドやカー用品店などでもそのような点検を行ってもらえる可能性があるので、気軽に相談してみましょう。
まとめ
今回はエンジンルームからキュルキュルといった甲高い音が鳴っている時の原因と対策についてご紹介いたしました。主にエンジンで使われているファンベルトが不調になっている可能性が一番に考えられます。
エンジン周辺の不調は事故や故障に繋がりやすいので、やはり専門家に相談するのが最適と言えるでしょう。シリコングリスなどで異音だけを消す対処はやめておきましょう。