カーリースの走行距離制限について。その目安や調べ方とは
頭金がいらず毎月定額で車に乗れることからサラリーマンの方のみならず学生の方、アルバイトの方などからも注目されているカーリース。動画や音楽のサブスクを利用するように、月々定額で手軽に車のある生活を手に入れられるところが魅力です。
しかしカーリースには、走行距離制限が設けられていることには注意が必要です。この走行距離制限とは具体的にどういったものなのでしょうか? また契約の際はどれくらいの距離に設定するのがよいのでしょうか?
目次
走行距離制限とは何か
まずは走行距離制限についてと、走行距離制限がある理由について理解しておきましょう。
◇走行距離制限とは
カーリースとは長期的に車の貸出しを行って、月々一定額を支払って新車に乗れるサービスです。しかしあくまで貸出しであるため、車を使い放題というわけではなく、月当たりの走行距離が制限されていることが多いのです。
◇走行距離制限があることによるメリット
この制限は一見不便に思えるものの、走行距離制限があるために車の価値を落とさずに済むため、月々の支払いが安くなっています。
カーリースは契約満了時に車に残っている価値を、前もって差し引いて月々の料金が決まるシステムです。つまり走行距離制限があるおかげで車の価値が下がりにくくなり、結果として支払い額が安くなるという形で利用者に還元されているのです。
◇制限を超過すると
もしオーバーした場合は、契約満了時に距離に応じた超過料金を支払う必要があります。1kmあたりいくらといった形で設定されているケースが多いですが、不安な人は最初にその点についてリース会社の人に確認をしておきましょう。
走行距離制限の目安
自分は一体どれくらいの走行距離制限に設定すればよいか、ひと月でどれくらいの距離を走るのか少しわかりにくいかもしれません。その目安をチェックしておきましょう。
◇車の平均的な走行距離は?
一般的な車の利用者の走行距離は、平均で年間10,000kmと言われています。普通の人よりもよく車に乗るかどうかを考えて、ここからだいたいの走行距離を考えていくのも一つの方法です。
◇近所に買い物に行く程度では?
主に近所の買い物に車を使う場合であると、毎日往復で10kmと考えてひと月で300キロです。1年では3,600km。少し余裕をみて5,000kmを目安としておくとよいでしょう。
◇通勤で使う場合は?
通勤などに使う場合であると、会社との往復が30kmくらいとすれば、ひと月(20日間の出勤)で600キロ。年間では7,200kmになります。週末のドライブなども考えあわせて、年間では10,000kmを設定しておくのが最適と言えます。
◇Googleマップで正確な距離をチェック
以上はあくまでだいたいの目安です。正確な距離を知るには、Googleマップを活用しましょう。
手順
1. Googleマップの始点で右クリックし、「距離を測定」を選択します。
2.終点で右クリックして、「ここまでの距離」を選びます。
3.すると始点から終点までの測定器が表示されます。その測定器の途中の位置をマウスで調整しながら実際に走る道に合わせていきます。
参考)地点間の距離を測定する | グーグルマップヘルプ (ちなみにページ内の「Android」「iPhoneとiPad」タブからスマホでの調べ方もチェックできます。)
https://support.google.com/maps/answer/1628031
まとめ
カーリースは毎月1万円台から新車に乗れる形で多くの人達から人気になっていますが、いくらでも乗れるわけではなく走行距離制限があります。
一般的な車の使用は年間10,000kmくらいであることを参考にしたり、Googleマップなどを活用してひと月でどれくらい車を利用するかを考えていきましょう。