クラクションの使い方をしっかり確認しよう!思わぬトラブルや違反も
毎日の安全運転のために何よりも大切なことは、車のルールについてきちんと把握しておくことです。ルールや法律に関する理解が曖昧だったり誤解があったりすると、思わぬ違反を受けてしまったり他のドライバーとトラブルなどを引き起こしてしまう可能性があります。
車の基本的な装備としてクラクションがありますが、これについても明確なルールが決められています。普段何気なく使っている中に違反などを受けてしまう行為があるかもしれませんので、正しい使い方についてあらためて確認しておきましょう。
目次
クラクションを使う場面
使っても良い場面というのは実はあまり多くありません。警笛鳴らせの標識がある時と、危険回避の時に限られています。
◇標識がある時
警笛鳴らせの標識がある時には、しっかりと鳴らして周囲に車が走っていることをきちんと伝えます。標識がある場所は、山道や見通しの悪いカーブのある場所などです。
◇危険回避
上記のような指示がない時には、危険回避の時のみクラクションを使っていいと決められています。明確に危険な状況でないと使ってはいけないことはよく注意しておきましょう。
◇警音器に関する罰則
鳴らさなければいけない場所で鳴らさなかった時は、違反点数1点と6,000円の罰金が科せられます。逆にむやみやたらに鳴らすのも違反です。違反点数はないですが、3,000円の罰金です。
使い方の注意点
意外と使いがちでありながら違反に相当することや、トラブルついて頭に入れておきましょう。
◇挨拶や合図などは違反
例えば道を譲ってもらった時に鳴らすことなどがよくありますが、原則としてこれは違反であることは頭に入れておきましょう。また、青信号に変わっているのに前の車が走り出さない時に鳴らすのも「危険回避」には相当しないことに注意しておくことが大切です。もちろん他の車に対して威嚇をするような使い方は違反になります。
◇トラブルなどにつながることも
クラクションを鳴らしたことで相手を怒らせ暴行事件にまで発展してしまうこともニュースになっています。さらに最近はあおり運転が社会問題化したので、クラクションが原因であおり運転と言われてしまう可能性もあるかもしれません。ルールや原則を頭に入れた上で使用するように心がけましょう。
まとめ
法律上では使っていい場面は限られていることにはよく注意しておきましょう。
挨拶や合図などとして使っている人は、そのような使い方は控えるようにし、違反やトラブルなどに繋がらないように気をつけておくことが大切です。