タイヤ交換のタイミングは?交換の目安や方法について
タイヤは運転の安全性と快適性に大きく影響する非常に大切なパーツです。
メンテナンスが不十分であれば、バーストやパンクなどといったトラブルを起こしてしまう可能性があります。今回はタイヤの交換のタイミングと、方法について説明します。
目次
タイヤ交換のタイミング
タイヤの交換が必要なタイミングはシーズンの変化、タイヤの寿命が来ている時、摩耗や損傷している時です。
◇シーズンの変化
まずタイヤの交換が必要になるケースは、オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤの交換と言えるでしょう。
オールシーズンタイヤは、雨天時の性能や乾燥路面での走行性能も考慮されています。
しかし冬季の厳しい雪道や凍結路の走行は難しく、埼玉でも12月~1月ごろに交換が必要になります。
そして春先になれば、再びオールシーズンタイヤへ交換します。
◇寿命
一般的にタイヤの寿命は使用開始から約5年とされています。
使用していないとしても製造開始から10年以上経過している場合は、ゴムの経年劣化が進んでいるため交換をしたほうがよいと言われます。
タイヤの製造日はタイヤ側面にある4桁の数字(製造週2ケタ+製造年の下2ケタ)で確認できます。
たとえば「1820」であれば、2020年の18週目(つまり4月ごろ)となります。「1312」であれば、2012年の13週目という意味です。
◇スリップサイン
タイヤの溝の深さはタイヤの性能に大きく影響します。特に溝が浅くなっていると雨天時のグリップ力や排水性が低下しとても危険です。
新品のタイヤの溝の深さは約8mm程度ですが、この溝が4mm以下になると性能が著しく低下しますので交換を考えましょう。
スリップサインが出る1.6mm以下になったら交換が必要であることが法律に定められています。
◇ひび割れや変形
タイヤ側面にひび割れがあったりタイヤ全体の形状が不均一であったりする場合も、タイヤの寿命が近いか、何かしらの問題が生じている可能性があります。
タイヤの内部構造が損傷している可能性がありますので、交換を考えましょう。
タイヤの交換方法
タイヤの交換方法についてチェックしましょう。
◇交換手順
一般的なタイヤ交換手順は以下のようになります。
・平坦で安全な場所に車を停止させる
・ジャッキ、レンチなど必要な工具を用意し、車をジャッキで持ち上げる
・古いタイヤのボルトを緩めて、取り外す
・新しいタイヤを取り付ける
◇交換はプロに任せるのがおすすめ
上記手順はあくまで大まかな流れであり、各工程にはそれぞれ具体的な技術と知識が必要になります。
特にジャッキを使用して車を持ち上げる作業は、ジャッキを正しく設置する必要があるなど一般の人には少し難しい作業と言えます。
またボルトなどがしっかり締まっておらず脱輪してしまう危険性なども考えると、やはり整備工場など専門のサービスに依頼するのがおすすめです。
まとめ
タイヤは車の安全性と運転の快適性を保つために重要なパーツです。
自分の走行状況に合わせたタイヤを選び、適切にメンテナンスを行いましょう。
タイヤの交換は不可能ではないとはいえ、やはり安全面を配慮すると無理はせずに整備工場などプロに相談するのがおすすめです。