トラブルを未然に防ぐ!車の点検・整備の基本と自分でできるチェック項目
普段問題なく運転している車でも、見えない部分で劣化や不具合が進行している可能性があります。日々のカーライフを安全で快適に過ごすためには、車の点検と整備が欠かせません。
今回は車の点検整備の基本や、初心者でも実践できるチェックポイントをご紹介します。
目次
車の点検・整備の基本
まずは基本として、点検の頻度の目安やプロでなくてもチェックできる部分などを確認しましょう。
◇ 点検整備の頻度の目安
車の使用頻度に関わらず、月に一度は点検を行うのが理想です。特に長距離ドライブや高速道路を利用する前は、安全のために事前の点検がとても重要になります。洗車のタイミングなどに合わせて習慣化するのもおすすめです。
◇ 点検はプロでなくてもできる
全ての点検をプロに任せる必要はありません。オイルやタイヤの空気圧調整、ウォッシャー液の補充など、初心者でも簡単にできる作業が多くあります。以下のリンクから、国土交通省が推進している、個人でもできるチェック項目をよく確認しておきましょう。
点検整備の種類 | 自動車 – 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t1/t1-2/
日常点検15項目(私にもできるマイカー点検) | JAF
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/self-check/daily-15check
自分でできる最重要の点検項目
特に以下の点は安全のためにとても重要ですので、ぜひ日頃からチェックする習慣を身につけたい箇所です。
◇ タイヤの空気圧と溝の確認
適正な空気圧は運転席のドアを開けたところや、取扱説明書でチェックできます。多くのガソリンスタンドに、空気圧の測定・調整ができる機器が設置されていますので、給油の際に活用しましょう。
タイヤの溝のチェックも大切です。溝の深さ(1.6mm以上が車検に通る最低ラインで、4mm以上が正常といわれます)が適正かという点もよくチェックしましょう。
◇ エンジンオイル
エンジンが冷えている状態で、エンジンルームを開けてオイルの状態を確認します。リング状の取っ手がついたオイルレベルゲージを引き抜き、ペーパータオルなどで一度オイルを拭き取ってから、改めて差し込んで抜くことでオイルの量と色を確認できます。オイルが黒く濁っていたり、量が少ない場合は、オイルの交換が必要です。
◇冷却水
冷却水(クーラント液)は、エンジンのオーバーヒートを防ぐ、緑や赤などの色のついた液体です。エンジンルーム内のリザーバータンクに表示されている目盛りを見て、冷却水の量を確認しましょう。基準より少ない場合は、規定のクーラント液を補充します。
◇ ライト・ウィンカーの点灯チェック
ライトやウィンカーが切れていたり、レンズが汚れたりしていると、他車や歩行者からの視認性が低下して危険です。点灯チェックは、暗い時に壁に向かってライトをつけることで確認できます。
まとめ
車の点検は自分でできる範囲だけでも、十分にトラブル予防につながります。大きな修理費用や事故を未然に防ぐためにも、ぜひ日常点検の習慣を始めていきましょう。