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ブレーキオイルとは?日々の安全運転に欠かせないその役割とメンテナンス方法

ブレーキを正しく作動させるために欠かせないのが「ブレーキオイル」(ブレーキフルード)です。車の安全を守る大切な役割を担っており、日々のメンテナンスを怠らないことが重要です。

今回はブレーキオイルの役割や特性、そしてメンテナンス方法について解説します。

 

ブレーキオイルの基礎知識

まずはブレーキオイルについての基本を理解していきましょう。

 

◇ブレーキは「油圧」で力を伝えている

ブレーキペダルを踏んだ時、まずマスターシリンダーと呼ばれる装置でブレーキオイルに圧力がかけられます。液体はほとんど圧縮できない性質を持つため、ブレーキを踏んだ時の圧力はブレーキホースを通じて各車輪のブレーキ装置まで伝わり、車を減速・停止できる仕組みになっています。

 

ワイヤーやフレームによる機械的な伝達よりも、油圧によって力を伝達するこの仕組みは安定性が高いことが特徴ですが、オイルに空気などが混入するとブレーキが利かなくなる恐れがあることには注意しましょう。

 

◇ブレーキオイルの種類

ブレーキオイルは沸点などによって規格の違いがあります。一般的な乗用車ではDOT3またはDOT4という規格が使用されています。必ず指定された規格のオイルを使用し、異なる規格を混ぜないようにしましょう。

 

◇交換の目安

ブレーキオイルは、時間の経過とともに空気中の水分を吸収して性能が落ちてしまいます。一般には交換の目安は、2年ごと(走行距離10,000~15,000キロごと)と言われています。オイルが古くなると下り坂などで沸騰してペダルがききにくくなる「ベーパーロック現象」などを引き起こすリスクが高まります。

 

 

劣化のサインとメンテナンス

ではブレーキオイルのチェック方法や劣化のサイン、日常のメンテナンスについて具体的に見ていきましょう。

 

◇ブレーキオイルの場所

ブレーキオイルは、ボンネット内のリザーバータンクに入っています。タンクは運転席側の奥に設置されていることが多く、キャップに「BRAKE」や「DOT3」「DOT4」などの表示があります。半透明のタンクになっているため、外から液面の高さや色を確認できるようになっていて、液が少なくなっていたら補充が必要です。

 

◇色

新品のブレーキオイルは淡い黄金色や透明に近い色です。劣化が進むと、茶色や黒っぽく変色していきます。タンク内のオイルが明らかに濁っていたり、黒ずんで見える場合は、交換を考えましょう。

 

◇交換はプロに任せるのがおすすめ

ブレーキオイルの交換はDIYでもできないことはありませんが、エア抜きなどを慎重に行わなければならない点で難易度は高めです。ブレーキ操作に直結するリスクなどを考え、無理はせずに整備工場やディーラーに依頼するのがおすすめです。

 

 

まとめ

ブレーキオイルは車の制動力を支える重要な部品であり、おおよそ2年ごとの交換が推奨されています。日頃からリザーバータンクをチェックし、液量が少なくなっていたり、色が濁っていたら、早めに交換を検討しましょう。

安全運転のためには、見えにくい部分こそ丁寧なメンテナンスが大切です。