交通量の多い年末の安全運転のポイント!「予測運転」の心がけ
年末は帰省や旅行などで、多くの人にとって車を運転する機会が増える時期です。交通量が増えている時には、事故を予防する心がけが特に大切になります。
今回は安全運転の重要なポイントである「予測運転」について、そのメリットや実践方法をご紹介いたします。
目次
予測運転とは?
運転中、車間距離や信号の変化、路面の状態など数多くの情報をチェックし、それを踏まえて事前に事故を予防する運転を意識することが「予測運転」です。
予測運転を意識することで、多くの危険を未然に防ぐことができるようになります。
◇先読みで急ブレーキなどを防ぐ
道路の状態、他の車の動き、歩行者などの行動を前もって予測して事前に備えることで、急ブレーキや急ハンドルを減らせます。特に信号が変わりそうな交差点、子供が飛び出してくる可能性のある学校周辺など、特定の場所や状況において先読みを心がけることが重要です。
◇突発的な状況に落ち着いて対処できる
さまざまな可能性を考慮しながら運転することで、突発的な状況に対しても余裕を持って対応することができるようになります。例えば前の車が減速していることや、バイクが後ろから近付いていることなどを早めに察知していれば、スムーズに速度を落とせて事故のリスクを大幅に減少できます。
予測運転が必要な場面
以下の場所を走る時は、特に予測運転をしっかり意識しましょう。
◇狭い道
狭い道では、対向車や歩行者との距離が近くなります。視界も制限されていたり、急カーブや急坂など危険な地形も多くなります。早めに危険を予測して適切なスピードで走り、クラクションやライトなどで車の存在を知らせることも心がけましょう。
◇バスやタクシーが乗客を降ろした直後
停車したバスやタクシーからは、乗客が突然飛び出してくる可能性があります。特に子供や高齢者は行動が予測しにくいため、十分に注意が必要です。周囲の動きをよく見ること、しっかり速度を落として危険を減らしましょう。
◇交差点
交差点での右左折は、歩行者や自転車、バイクなどとの接触が発生しやすい場面です。死角や信号の変更、他の車の動きなど多くの要素に目を配るようにしましょう。焦らず、しっかり周囲の状況を確認したうえで曲がりはじめることが大切です。
◇駐車場
駐車場は狭いスペースに多くの車や人が行き交う、動きが予測しにくい場所です。特に年末はスーパーやデパートなどの駐車場が混むことも多いので、バック時や駐車スペースから出る時は周囲の動きをしっかりとチェックし、できるだけゆっくりと走ることをこころがけましょう。
まとめ
安全運転は自分自身のため、そして大切な家族や友人のためでもあります。年末を楽しく過ごすためにもあらためて「予測運転」を確認し、日常の運転に取り入れていきましょう。