冬のドライブで気をつけたい！安全運転のための5つの注意点

冬は路面の凍結や積雪など、さまざまなトラブルに見舞われやすい季節です。交通事故が起こる可能性も高くなるため、他の季節とは異なる運転やメンテナンスが必要になります。

今回は冬のドライブで押さえておきたい５つの注意点と対策について解説します。

ポイント1：できるだけ早めに減速

冬場の滑りやすい路面では、早めの減速が基本です。アイスバーンやシャーベット状の路面では、通常時と比較してブレーキの制動距離が大幅に伸びます。また急ブレーキはスリップしやすいので、できるだけやさしくブレーキをかけることを心がけましょう。

ポイント２：坂道での走行

凍結や積雪で滑りやすい冬の坂道は、慎重な運転が求められます。上り坂では、できるだけアクセルをゆっくり一定に保つことが重要です。無理に踏み込むとタイヤが空転してスリップする危険があります。下り坂では極力エンジンブレーキで減速することがスリップのリスクを減らすポイントです。強いブレーキが必要になるほど速度を上げ過ぎないようにも注意して運転しましょう。

ポイント3：出発前に道路状況を確認

冬の道路は、時間帯によって状況が大きく変わることに注意が必要です。朝の凍結や、夜にとけかけた雪が再び凍るなど、時間帯によって路面が変動するため、道路状況によく注意を払いましょう。

また遠方に行くときは、出発前に以下のサイトなどで目的地までの道路状況をよく確認しておくことが大切です。

日本道路交通情報センター：JARTIC

https://www.jartic.or.jp/

冬の道路情報 – 国土交通省

https://www.mlit.go.jp/road/fuyumichi/fuyumichi.html

ポイント4：タイヤチェーンの準備

急な積雪やアイスバーンに備えて、タイヤチェーンを持参しておくことも、冬のドライブでとても大切です。特に近年は積雪の多い地域で、タイヤチェーンの装着が義務づけられるようにもなっていることにも注意が必要です。

タイヤチェーンの装着は路面状況が悪化してからではなく、積雪が予想される前に行う必要があります。また、慣れていないと装着に時間がかかる場合もあるため、時間に余裕がある時に装着方法をしっかり再確認しておきましょう。

参考）道路：雪防災 チェーン規制について- 国土交通省

https://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html

ポイント5：カーブでのスリップに注意

凍結時には、カーブを曲がっている時にブレーキをかけると車がスリップしやすくなります。タイヤのグリップを意識して、ゆっくりとカーブを抜けるようにしましょう。ハンドルをしっかりと握り、なめらかな操作で安全に進みます。特に橋の上などが凍りやすくなっていることも頭に入れておきましょう。

まとめ

冬のドライブでは、スリップ事故の危険が高くなります。早めの減速や、タイヤチェーンの準備、そして道路状況の確認といったポイントを守ることが大切です。年の瀬など忙しい時期も安全運転を心がけられるように、適切な装備と対策を行っていきましょう。