冬の到来前にチェック!冬に起こりやすい車のトラブルと対策
冬の運転は雪や氷、低温など多くの危険やリスクがあります。今回は冬場の安全運転のために、冬のメンテナンスにかかわるトラブルと対処法をチェックしていきましょう。
目次
冬に起こりがちな車のトラブルとは
季節の変わり目や冬は車のトラブルが起こりやすくなります。メンテナンスの面で起こりやすいトラブルを見ていきましょう。
◇トラブル1――バッテリーあがり
冬の低温はバッテリーに負担がかかりやすくなります。寒い時期はバッテリーの性能が低下して、エンジンがかかりにくくなることはよくあるトラブルです。
◇トラブル2――フロントガラスやドアロックの凍結
早朝などに車を使おうとした時にフロントガラスやドアロックが凍結してしまうこともトラブルの一つです。
◇トラブル3――ブレーキ液の凍結
ブレーキ液はブレーキペダルを踏む力をブレーキシステム全体に伝え、車を減速または停止させるために使用されます。しかし冬の低温下では、老朽化したブレーキ液であると部分的に凍結してブレーキが効きにくくなる可能性があります。特に山間部など寒い地域のドライブで気を付けたいトラブルと言えるでしょう。
◇トラブル4――オイルの粘度上昇
寒冷地ではエンジンオイルの粘度が上昇しやすく、これが原因でエンジンの動作が悪くなることがあります。特に長時間の放置や屋外駐車の場合、冬場にこれが原因でエンジンがかかりにくくなることがあります。
それぞれのトラブルの対策
以上のトラブルを未然に防ぐための対策をチェックしていきましょう。
◇対策1――バッテリーチェックと交換
定期的にバッテリーの電圧を測定したり、バッテリー液が十分であるかを確認して、問題がある場合は交換するようにしましょう。特に長く使用しない時期がある時は、一定期間ごとにエンジンをかけるようにするとバッテリーの状態を良くすることができます。
◇対策2――防氷スプレーの利用
冬の朝、車のフロントガラスが凍結しているようならば車の暖房をしばらく使って解凍しましょう。ドアが万が一凍結してしまった場合は無理に開けようとすると故障の原因にもなりますので、ぬるま湯をかけたり解氷スプレーがおすすめです。
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◇対策3――ブレーキ液の交換とチェック
寒さによってブレーキ液が濃くなってしまうことを防ぐため、定期的にブレーキ液の状態をチェックして必要に応じて交換しましょう。一般的にブレーキ液の交換時期の目安は10,000キロ程度と言われます。特に山間部や寒冷地などの運転では、ブレーキの効きをこまめにチェックしましょう。
◇対策4――エンジンオイルの粘度チェックと交換
本格的な冬に入る前に、定期的にエンジンオイルの粘度や交換時期を確認して、時期が来ていたら交換することを検討しましょう。
まとめ
冬の低温環境の下では、通常では起こらないトラブルが発生することもあります。ぜひバッテリー、ブレーキ液、エンジンオイル、タイヤのチェックをしっかりと行って、安全に冬のドライブを楽しめるようにしておきましょう。