初心者必見!タイヤ交換に必要な準備と手順について
自動車のメンテナンスとして欠かせないタイヤ交換。パンクの修理やスタッドレスへの履き替えなどで必要になるメンテナンスの基本とも言える作業ですが、初心者であると少し難しく感じるものです。
今回は、タイヤ交換に必要な道具や手順についてご紹介いたします。
目次
タイヤ交換で必要な準備
まずはタイヤ交換を行う前に必要な準備をチェックしましょう。
◇道具
タイヤ交換にはレンチ、ジャッキ、スペアタイヤ、輪止めが必要です。さらに怪我の危険もあるため軍手なども用意しましょう。
◇安全な場所の確保
タイヤ交換は平坦で安全な場所で行うことが重要です。不安定であると、車を持ち上げた時にジャッキが倒れるなどの危険があります。1トン以上ある重たい車を持ち上げるということを踏まえ、路肩やガレージなど、安全で地面が安定している場所を選びましょう。
タイヤ交換の手順
タイヤ交換の手順を説明します。初心者の方は急がず慎重に作業を行い、安全を最優先に作業を進めることが大切です。不明な点や不安があれば、無理はせずに専門家に相談することも考えましょう。
◇手順1――車の固定
タイヤ交換を開始する前に車を安定した状態で停車させ、ハンドブレーキをかけます。AT車はギアをPに、MT車は1速かリバースに入れておきます。
続いて交換するタイヤの、対角線上にあるタイヤに重量がかかるため、そのタイヤを輪止めや石などで動かないように固定します。
◇手順2――ボルトをゆるめる
タイヤのボルトをレンチを使ってゆるめます。ここで重要なのは、ボルトはまだ完全には外さないでゆるめる程度に留めておくことです。車がジャッキで持ち上げられていない状態でボルトを完全に外してしまうと、タイヤが途中で外れてしまう危険がありますので注意しましょう。
◇手順3――車の持ち上げ
続いてジャッキでの車の持ち上げですが、車の底部分にはジャッキを接続させる「ジャッキアップポイント」があります。ジャッキアップポイントは車の構造によって最適な位置が決められています。違った位置から持ち上げると車体を損傷する可能性がありますので、車の取扱説明書をチェックして接続場所と接続方法を間違えないようにしておきましょう。
ジャッキアップポイントに確実に取り付けたら、安全対策を万全にした上でゆっくりと車を持ち上げていきます。
◇手順4――タイヤの取外しと取付け
車がしっかりと持ち上げられたら、残りのボルトを完全に外しタイヤを車から取り外します。タイヤは重量があるので、取り外す際は怪我をしないよう十分注意してください。
続いて新しいタイヤを取り付けます。タイヤの位置を合わせ、ボルトを手で締め付けていきます。ボルトを交差する順番で均等に締めていくと、タイヤが車輪に均等に取り付けられます。
◇手順5――車の下ろし、ボルトの最終締め付け
新しいタイヤを取り付けた後、ジャッキで車をゆっくりと下ろし地面に安定させます。最後にレンチでボルトの最終締め付けをしっかりと行いましょう。
まとめ
タイヤ交換は正しい手順とコツを押さえれば、初心者でも不可能な作業ではありません。しかし怪我や事故などにつながるため、常に安全第一で作業を行って、不安な時はプロのサービスを利用することも検討しましょう。