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坂道のドライブで起こりやすい「フェード現象」とは。下り坂では注意!

 

車の運転には、日常生活を送っているだけではちょっと想像がしにくい現象があります。そのうちの一つが下り坂でブレーキが利きづらくなる「フェード現象」です。山や高原でドライブをしている時などに「妙に減速しにくいなあ」と感じたことはありませんか? 安全にかかわることなので、この現象が生じる原因・対処法をしっかり頭に入れておきましょう。

 

 

フェード現象とは、ブレーキの利きが悪くなること

 

フェード現象とは、下り坂などスピードが出やすい道でフットブレーキを多用した時にブレーキが利きづらくなる現象のことです(英語はfade「(強さが)衰える」という意味)。

 

原因は、ブレーキパッドの多用によって耐熱温度の限界を超えてしまい一時的に性能が下がってしまうことです。制動力が失われて事故の危険が高まります。

 

 

対処法

 

対処法は以下の2つです。

 

エンジンブレーキも併用して減速する

フットブレーキの多用による摩擦熱が原因ですので、安全な範囲内でエンジンブレーキも使いながら運転しましょう。実際山道や長い下り坂では「減速時にはエンジンブレーキも併用してください」という標識が立っていることがあります。

 

エンジンブレーキとはアクセルペダルを離したり、低いギアにシフトチェンジした時にエンジンの回転に抵抗が生じて車が減速することです。アクセルを踏まなければ車は自然に減速しますが、それは主にエンジンブレーキによるものなのです。

 

気を付けなければいけないのは、フェード現象でブレーキの利きが悪くなった時、そのせいで余計にフットブレーキを使ってしまうこと。「あ、これはフェード現象かもしれない」と頭を切り替えて、できるだけエンジンブレーキで速度を落とすように運転しましょう。

 

 

日々のメンテナンスも重要

フェード現象の予防に、ブレーキのメンテナンスもしっかり行っておきましょう。ブレーキオイルが劣化していないかということや、ブレーキパッドのチェックをします。キーキーと音が鳴るならばパッドが摩耗し過ぎているサインですので、早めに整備工場で点検・整備をお願いしましょう。

 

まとめ

今回は下り坂で気を付けたいフェード現象についてご説明いたしました。スピードが出やすい場所ではフットブレーキを使い過ぎずに、エンジンブレーキも適度に使いつつ減速することが大切です。

ブレーキの日頃の点検・整備も忘れないようにしておきましょう。