安全なカーライフのための日常点検。ボンネットを開けてチェックする5項目
車は1万点以上のパーツからできている複雑な機械です。
ドライバー自身でどこかトラブルがないか、安全な状態か、こまめに日常点検を行いましょう。
法律で義務化されている「日常点検整備」のチェック項目は15個あります。今回はそのうちの、エンジンルームに関する5項目をご説明いたします。
目次
エンジンルームの点検5項目
日常点検のうちエンジンルームに関する項目では、オイルなどの液量が十分かどうかをチェックします。
・ブレーキ液
・冷却水
・エンジンオイル
・バッテリー液
・ウォッシャー液
液量の減りが妙に早いなど問題があったら、すぐに整備工場などに相談しましょう。以下ではそれぞれの役割や、チェック方法をご紹介していきます。
◇ブレーキ液
ブレーキ液はブレーキフルードともいい、油圧式ブレーキの車で欠かせないオイルのことです。多くの車はボンネットの奥にブレーキ液のタンクがあります(半透明のプラスチック容器で、運転席の目の前の位置にあります)。液量がLOWの目盛よりも少なくなっている時は補充が必要です。
◇冷却水
エンジンを冷却するための液体で「クーラント液」とも言います。エンジンのオーバーヒートを防ぐ役割です。ラジエター補助タンク(リザーバータンク)をチェックして液量が十分か確認しましょう。たいていは半透明のタンクで中身が見えるようになっていて、液はピンクなどの色がついていることが特徴です。
◇エンジンオイル
エンジンを動かすためのオイルです。オイル給油口のキャップのすぐそばに、黄色やオレンジの輪っかがついたレベルゲージがあります。
まずこのレベルゲージを抜き取ってゲージに付いているオイルをキッチンペーパーなどで拭き取ります。それからあらためて元に戻してから引き抜き、オイルがどれくらい入っているかをチェックします。目印のMAXとMINの間にあるかを確認しましょう。さらにオイルが汚れ過ぎていないかもチェックします。
◇バッテリー液
車の電気系統を担うバッテリー。横から見てバッテリー液の液面がLOWよりも上にあるかどうかをチェックします。
◇ウォッシャー液
フロントガラスに吹き付けて、いつも視界を良好に保ってくれるウォッシャー液。他と異なり循環する液体ではなく、どんどん減っていく液体なので、こまめな補給が必要です。噴水のようなマークがついたフタが目印。専用のウォッシャー液もありますが、ただの水でも問題ありません。
まとめ
今回は日常点検のうちの、エンジンルームのチェックすべき項目をご紹介いたしました。
どれも車がスムーズに動くためにとても大切な役割を持っています。
こまめなチェックを忘れないようにしましょう。