安全のために「車内」からチェックできる、6つの点検ポイント
自動車は数万におよぶパーツで構成されている複雑な機械です。だからそのどこかが故障してしまう可能性は常に考えておくべきと言えるでしょう。
車検などの時に車が安全な状態であるかしっかりとチェックをすることはもちろん大切ですが、日常点検もしっかり行いましょう。今回は車内でチェックできる日常点検項目をご紹介します。
目次
日常点検はドライバーの義務
日常点検は正式名称で「日常点検整備」と呼ばれ、法律で義務化されています。点検項目は15項目あり、それらを日常的にドライバーがチェックしなければいけないと定められています。安全なカーライフを送るために、とても大切なことと言えるでしょう。
以下では15項目のうち、運転席に座ってチェックできる6項目をご紹介していきたいと思います。
車内でできる6つの点検
「車内でできる点検」は日常15項目のうちの6項目。それぞれを見ていき、問題があるようならディーラーや整備工場などに相談しましょう。
◇エンジンのかかり具合
通常通りエンジンをかけてみてアイドリングが安定しているかといったことや、スムーズにスタートできるかをチェックします。バッテリーの劣化や異常があると、かかりにくくなる原因となります。
◇ウォッシャー液
視界を良好に保つためのウォッシャー液がきちんと作動しているか、走行中にしっかり汚れを落とせるかどうかをチェックしましょう。液の噴射の向きが適切か、噴き出しの高さが適切かを確認します。
◇ワイパー
ワイパーを低速や高速で作動させてみて、不良がないかをチェックしましょう。しっかりと拭き取りができているかも確認します。
◇ブレーキペダルの踏みしろ、かかり具合
フットブレーキの調子を確認します。めいっぱい踏み込んだ時に床との隙間が過度に少なくなっていないか、まだ余裕があるか、それから踏み応えが柔らかすぎないかをチェックします。
◇パーキングブレーキの引きしろ
パーキングブレーキの引きしろやかかりをチェックしましょう。軽くなりすぎていないか、かかりが悪くなっていないかを確認します。
◇アクセルペダル
最後はアクセルペダル。ペダル周囲に引っかかりがあって踏み込みにくくなっていないかをチェックします。エンジンをある程度温めた状態でチェックしたほうが、より正確にアクセルの調子がわかります。
まとめ
今回は日常点検の15項目のうちの、運転席からチェックできる6項目をご紹介しました。
安全にかかわることですので、少しでも不調があるようでしたらすぐに整備工場やディーラーに相談しましょう。