実はこんなことも違反!意外と見落としがちな道路交通法違反5選
毎日安全で安心なカーライフを送るために、交通ルールや法律などについてきちんと勉強しておくことはとても大切です。教習所だけですべてを網羅されていることはほとんどありませんし、常にルールは更新されるものですので「知らなかった!」ということもあるかも。
今回は多くの人達が少し意外に感じる交通ルールを5つご紹介いたします。(以下でご説明する違反点数や反則金等は、すべて普通車のケース)
目次
通常運転での違反
マナーのつもりで行っていることが実はきちんと法律で決まっていて、罰則を受けてしまうことがあります。
・泥はね運転違反
ぬかるみや水たまりを走る時は徐行しなければいけないというルールです。違反すると、6,000円の罰金。雨の日のドライブや、道路がぬかるんでいるところを走る時は気をつけましょう。
・安全不確認ドア開放等
乗降時は周囲によく注意してドアを開けることは単なるマナーではなく、きちんと法律で決められていることです。6,000円の罰金と違反点数1点。具体的に危害を与えたかどうかは問題にならず、安全確認をしていないと警察が判断すれば違反になる可能性もあります。他の乗車している人にも、きちんとそのことを伝えておきましょう。
・最近「ながらスマホ」が厳罰化
2019年12月から「ながら運転」が厳罰化されたことはご存じでしょうか。運転中の通話や画像注視で反則金15,000円、違反点数3点と、とても厳しいものになっています。
基本的に停車中ならば「ながら運転」の対象にはなりませんし、ハンズフリー通話などでも違反にならないとされていますが、でもやはり車内でスマホは一切触らないようにしておきましょう。
参考)
反則行為の種別及び反則金一覧表 警視庁
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/torishimari/tetsuzuki/hansoku.html
やめよう!運転中のスマートフォン・携帯電話等使用|警察庁Webサイト
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/keitai/info.html
高速道路関連の違反
高速道路でも様々なルールが決められています。
・高速道路の車間距離を空けていない
最近あおり運転による事故がSNSやニュースで話題になることが増えています。高速道路などで車間距離をきちんと保持していなければ違反点数2点、反則金9,000円。(高速自動車国道等車間距離不保持)
法律では「直前の車両が急停止しても、追突を避けられる距離を保つ」という形で決められていますが、具体的に何m空けるかと考えるよりも、時間で考えるのがおすすめ。前の車がある地点を通過してから、3秒以上経過して自分の車が同じ地点を通過していることを心掛けましょう。
・高速道路でのガス欠も
実は高速道路でガス欠で停車しても違反です。2点の違反点数と9,000円の反則金(高速自動車国道等運転者遵守事項違反)。基本的に高速道路を走る前はメンテナンスを十分に行っておかなければいけないとされています。エンジンオイルや冷却水などもきちんとチェックした上で高速道路を利用しましょう。
参考)
交通違反の点数一覧表 警視庁
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/torishimari/gyosei/seido/tensu.html
高速道路|警察庁Webサイト
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/highway/
まとめ
今回は意外と見落としがちな交通違反をご紹介しました。特にスマホの普及が進んで「ながら運転」が厳罰化されましたので、あらためて車内でのスマホの扱いには注意しておきましょう。
こうしたルールは毎日を安全に無事故で過ごすために定められているもの。見つからなければいいというわけではないですし、あなたや乗車している人の命を守るためにも、定期的におさらいをしておきましょう。