急にドアが閉まらない!開閉不良の原因と対策・チェックポイント
車のドアが突然閉まらなくなるトラブルは、誰にでも起こる問題です。しっかり閉じられないまま走行するのは危険ですし、ドアが施錠できない状態では防犯上のリスクも高まります。
今回は、ドアが閉まらない原因と対処法、プロに修理を依頼する判断基準などについて解説します。
目次
ドアが閉まらない原因
ドアの開閉不良の主な原因を3つに分けて見ていきましょう。
◇ヒューマンエラー
まず考えられるのはうっかりミスなどのヒューマンエラーです。例えば、シートベルトや衣類などがドアに挟まっているケースです。急いで乗り降りする場面では、気づかないうちに何かを挟んでしまっていることがあります。また、スライドドアの場合は、その開閉スイッチがオフになっていることもあるので注意しましょう。
◇メカニカルトラブル
ドアが閉まらない原因で次に考えられるのが、機械的な不具合です。ドアは「ラッチ」というパーツと、「ストライカー」がかみ合って開閉する仕組みなのですが、「ラッチ」が正しく動作していない、あるいはサビなどで動きが鈍くなっていることが原因で、ドアが閉まらなくなっていることが考えられます。
◇電動機構の問題
電動スライドドアでは、センサーの誤作動や制御ユニットの不具合も開閉不良の原因となります。リモコンや車内スイッチに反応しない、あるいは手動でも動かない場合は、電装系の点検が必要です。
開閉トラブルへの基本対処法
原因を踏まえて、自分でできる対処法やプロに相談が必要なケースについて解説します。
◇ 何か挟まっていないかチェック
まずは、開閉部分になにか異物が挟まっていないかをよくチェックしましょう。小石や砂などの異物を除去するだけで解決するケースもあります。
◇ 機構不良を疑う
続いて、ドアを開けた状態でラッチがなにかに引っかかっていないかを目視確認しましょう。ドアノブを引いたままそっと閉めてみると、元の位置に戻る場合もあります。スムーズに動かなかったり、サビがひどい場合はパーツの交換が必要になります。
◇ 専門業者に修理を依頼する判断基準
ヒューマンエラーもなく、開閉部の清掃をしても改善が見られなかったり、「ドアを閉めたときに異音がする」「押してもきちんとロックがかからない」などの症状がある場合は、専門の整備工場やディーラーに相談することをおすすめします。
まとめ
車のドアが閉まらない原因には、ヒューマンエラーや、ラッチの不具合、異物が挟まっているなど様々な要因が考えられます。安全・防犯面のリスクを回避するためにも、ドアの不調は早めにチェック・対処しておきましょう。