春のうちに行いたいカーエアコンのチェックとメンテナンス
夏や冬の快適なドライブのためには、カーエアコンが欠かせません。特に夏場は熱中症予防として、健康のためにも不可欠なシステムの一つと言えるでしょう。
それほどエアコンが必要ではない春のうちに、フィルターの交換方法などメンテナンスについてチェックして、いつも安心してドライブができる環境を整えておきましょう。
目次
エアコンの不調と原因
まずはエアコンの一般的な不調の原因とその特徴を見ていきましょう。
◇ 冷却・暖房機能の低下
最も起こりやすいエアコンの問題は、冷却または暖房効果の低下です。ぬるい風が出てきたり、いまいち効きが悪いといった症状が起こってしまうことがあります。
主な原因はフィルターの汚れや目詰まりが考えられます。多くのメーカーはだいたい15,000キロの走行ごと、1年おきの交換を推奨していますので、古くなっているようならば交換を考えましょう。
◇ 異臭
異臭がする時もありますが、これはフィルターやエバポレーター(エアコン内部の空気を冷やす装置)になにかしらの問題が起こっている可能性があります。カビやバクテリアの発生も不快な臭いの原因となり、アレルギーなどの問題を引き起こすこともあります。まずはフィルターの交換を行って、それで問題が解決しないならばプロによるチェックが必要です。
◇ 自動停止や起動の不具合
エアコンが予期せず自動で停止したり、予定通りに起動しないこともあります。これは電源周りの問題、例えば電源コードの損傷や回路のトラブルなどが発生している可能性があります。こうした不具合は専門の知識が必要になるため、早めにディーラーや整備工場などに相談しましょう。
エアコンフィルターの交換方法
さまざまなエアコンの不調を解消できる一番の方法は、フィルターの掃除や交換です。多くの車種はフィルターが取り出しやすい設計になっており、作業はそれほど難しくありません。
◇1.フィルターの取り外し
多くの車種はダッシュボードのグローブボックス(小物入れ)の奥に、フィルターがあります。無理に外すと破損してしまう可能性もありますので、よく取扱説明書を確認してから作業をしましょう。
◇2.交換
軽度の汚れであれば、掃除機を使用してほこりを吸い取ることも有効です。メーカー推奨の期間が過ぎている時や、汚れがひどい場合は交換を考えましょう。交換するフィルターはメーカーのサイトを調べたり、ディーラーなどに問い合わせて購入できます。
◇3.取り付け
フィルターをもとの位置に設置して、グローブボックスを取り付ければ作業完了です。
まとめ
エアコンの不調はさまざまな原因によって引き起こされますが、まずはフィルターのメンテナンスを行うことが有効です。作業はそれほど難しくありませんので、それほどエアコンを使わない春のうちに定期的なメンテナンスやフィルターの点検や交換を行っておきましょう。