汚れやすいエンジンルームの洗浄方法とは
車の心臓部とも言えるエンジンルームは、日常の走行や使用により、ホコリや油分、汚れが溜まってくることは避けられません。そこでぜひ定期的なエンジンルームのクリーニングでエンジンの寿命を延ばして、車全体のパフォーマンスを維持しましょう。
以下で、エンジンルームの洗浄の手順と注意点について解説していきます。
目次
エンジンルームの洗浄の手順
エンジンルームの洗浄は一見難しそうですが、実際には誰でもできる作業です。正しい手順と注意点を把握して作業を進めていきましょう。
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◇手順1:下準備
まずエンジンが冷めた状態で作業を始めることが大切です。熱い状態での洗浄は、エンジン部品へのダメージや火傷の原因となる可能性があります。
◇手順2:防水処理
クリーナーをかける前に電装系のバッテリーやオルタネーター、それからエアフィルターなどの水が入ってはいけない箇所をビニールやクロスで覆って保護します。もちろん少しくらいの水であれば問題ないとはいえ、できる限り電装系パーツなどに防水を行っておきましょう。
◇手順3:洗浄剤の塗布
続いてエンジンルーム専用のクリーナーをスプレーして汚れを浮かせます。全体的に均等にスプレーしたらしばらく放置します。
◇手順4:ブラッシング
ナイロンのブラシを使い、固着した汚れや油分を丁寧にこすり落としていきます。もしも適当なブラシがない場合は歯ブラシなどでもよいでしょう。
◇手順5:水で洗い流す
細かいノズルのホースを使って、洗浄剤や汚れをしっかりと洗い流します。
◇手順6:拭き上げ、乾燥
ウエスなどで目立つ部分の水滴を拭き取ったら、エンジンルームを自然乾燥させるか、エアブロアで乾燥させます。
注意点
作業前にエンジンルームの洗浄の注意点についてもチェックしましょう。
◇防水に注意する
エンジンルーム内には多くの電装部品が配置されており、これらは高い電圧で動作していることが多いです。水や洗浄剤が電装系に触れると、ショートや腐食を起こす原因となる可能性があることに注意が必要です。
◇無理をして細かく掃除しない
エンジンルーム内は部品や配線が複雑に配置されており、不用意な力を加えると部品を傷つけたり変形させてしまう可能性があります。特に各種のホースやケーブル、接続部などは破損しやすいので無理に掃除しすぎないように注意しましょう。
◇業者に依頼する方法も
洗浄作業に自信がない場合やエンジンルームの構造や部品の配置に不慣れな場合は、専門業者に依頼することもできます。エンジンの構造や洗浄のノウハウを持ったプロのメカニックは、適切な洗浄方法で安全に作業を進めてもらえます。
まとめ
ボディだけではなくエンジンルームの洗浄も車のメンテナンスの大切な作業の一つです。エンジンクリーナーの説明書きをよく読み、上記手順と注意点を踏まえて定期的なクリーニングで車を長持ちさせましょう。