秋を迎える前に!夏のダメージや汚れを落とす洗車術と点検項目

夏は虫の死骸やピッチタール、強い日差しによる水垢や油膜などといったさまざまな汚れが車に付着します。季節の終わりに、こうした夏の汚れとダメージをリセットしておくことが大切です。
ここでは、秋の初めに行いたい洗車のポイントと、安全のために点検しておきたいパーツについて解説します。
目次
夏のダメージを落とす洗車術

まずは、夏特有の頑固な汚れを落とす洗車のコツを確認していきましょう。
◇虫の汚れやピッチタールの汚れ
夏の終わりには、フロント周りに虫の汚れ、車体下部に黒いピッチタール汚れが蓄積していることがあります。これらは塗装面を傷めたりシミになる原因となるため、早めに落としておくことが大切です。
まずは、水洗いで砂埃や虫の汚れを流します。そのあとに、以下のような虫・ピッチ専用クリーナーを吹き付け、浸透させてからマイクロファイバークロスで優しく拭き取りましょう。
・ソフト99(SOFT99) ボディクリーナー ニューピッチクリーナー 02026
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専用クリーナーがない場合は、カーシャンプーで繰り返し洗うか、粘土クリーナーで除去する方法も有効です。
◇水シミ・ウォータースポット対策
炎天下で雨や洗車後の水滴が乾き、白い水シミや頑固なウォータースポットが残っていることがあります。これは、水中のミネラル分が塗装面に固着してできたシミで、放置すると劣化の原因になります。通常の洗車や拭き取りで落ちない場合は、弱酸性の水垢クリーナーや専用除去剤で洗浄しましょう。
・リンレイ Rウルトラハードクリーナー水アカ用 B-39
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秋前点検の必須項目

続いて、秋を迎える前に行っておきたい車の点検項目を解説します。気温や天候の変化に備えて、タイヤ、ワイパー、バッテリーを中心にしっかりと確認しましょう。
◇タイヤ
夏の路面で酷使したタイヤは、摩耗や劣化が進んでいる可能性があります。まず、溝の深さを確認し、スリップサインが出ていないかチェックします。溝が浅いタイヤは雨天時に滑りやすいため早めに交換しましょう。気温低下の影響で、タイヤの空気圧も下がりやすくなるので規定値に合わせておくことも大切です。
◇ワイパーゴム
秋の長雨に備え、視界確保のための装備類もしっかり点検しましょう。ワイパーゴムは夏の日差しで硬化・劣化し、拭き取り性能が低下している可能性があります。ゴムにひび割れがないか、実際に動作させて拭きムラがないかなどを確かめ、劣化していたら交換しましょう。
◇バッテリー
バッテリーも夏場のエアコンで酷使した上に、秋以降は気温低下で性能が落ちやすいので、しっかり点検しておきたい項目です。バッテリー液が減り過ぎていないか、端子の腐食がないかを確認しょう。白い粉が付いていたら清掃を行い、接続状態も確認しておくと安心です。
まとめ
このように、秋前にはしっかり夏の汚れを落とし、様々なパーツを点検・整備しておくことが大切です。虫汚れや水シミを除去してボディを保護しつつ、タイヤ、ワイパー、バッテリーなどをきちんと点検して、秋の天候の変化や気温低下にしっかり備えておきましょう。