締めすぎ・緩みすぎを防ぐ!トルクレンチの選び方と人気おすすめ商品

「トルクレンチ」とは、ボルトやナットを決められたトルク(締め付け力)で締められる、測定機能付きの工具のことです。内部にトルクを制御するためのメカニズム(滑りクラッチ、クリック機構など)が内蔵され、設定したトルクに達すると空転したり、クリック音がしたりして、それ以上のトルクがかからない仕組みになっています。締めすぎや緩みすぎを防ぐためにも、車のメンテナンスにおいてトルクレンチは欠かせない存在です。
今回はメンテナンスに便利なトルクレンチの選び方と、おすすめ商品をご紹介します。
目次
トルクレンチ選びで迷わない3つの基準

車のメンテナンスで使用するトルクレンチを選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
◇ 対応トルク範囲
まずは対応するトルク値の範囲を確認します。
・小トルク用:5〜25 N·m――プラグ・内装・小径ボルト中心
・中〜大トルク用:20〜200 N·m――足回りやホイール中心
トルクレンチは測定範囲が低すぎたり高すぎたりすると、扱いづらくなったり誤差が大きくなってしまうことに注意して選びましょう。使用トルクは最大能力の30〜80%くらいを目安に選ぶと、精度が保ちやすくなります。。
◇ 差込角
差込角(さしこみかく)とはソケットを取り付ける四角い突起のサイズのことで、主に3種類あります。
・1/4インチ(6.35mm)――狭い場所や小トルク向き。
・3/8インチ(9.5mm)――10〜100N·m帯をカバー。
・1/2インチ(12.7mm)――足回りやホイールなど高トルク作業向き。
ただし車の整備においては、トルク管理が重要になる作業のほとんどは足回り・ホイール周辺なので、1/2インチ差込角が適していると言えるでしょう。作業範囲に応じて1/4や3/8を補助的に使うのがおすすめです。
◇全長
レンチの全長が長いほど小さな力で締め付けできますが、長すぎると重くて収納しにくくなる点に注意しましょう。一般的には40~50cm程度のモデルが取り回しと力の入れやすさのバランスが良いサイズと言えます。
トルクレンチのおすすめ商品

ここでは、通販サイトなどで人気のトルクレンチを2つご紹介します。
◇エーモン トルクレンチ 4994
www.amazon.co.jp/dp/B0BHLD4WCX
30~210N・mの幅広い測定範囲に対応する機械式トルクレンチ。レーザー刻印の目盛りは視認性が高く、設定後はロックリングでトルク値を固定できます。測定精度±3%・校正証明書付きで安心です。
◇トネ プレセット形トルクレンチ T4MN140-QL
www.amazon.co.jp/dp/B07PHTD5WM
30~140N・m対応モデルです。設定値が窓に数字で表示され、目盛りをしっかり確認できます。目標のトルクに達すると「カチッ」とした手応えでわかるため、締めすぎ防止に効果的です。
まとめ
トルクレンチは「測定範囲・差込角・全長」の3つで選ぶのがポイントです。車の整備や足回りのメンテナンスでは、単に「強く締める」のではなく、「決められた力で正確に締める」ことが安全性や耐久性を左右しますので、ぜひトルクレンチを活用していきましょう。