自動車が欲しい人は必見!知らないと危険、自動車の税金
多くの人にとって、自動車の購入は人生で大きな買い物の一つです。
そのため、自動車の購入には多額のお金が動きます。
さらに、他の商品やサービスと違い、自動車を購入した後も税金を払う必要があります。
このことを知らずに自動車を購入すれば、想定外の出費に悩まされることになります。
自動車購入後の素敵なカーライフを満喫するためにも、前もって理解しておくことが大切です。
ここでは主に、自家用乗用車にかかる税金について説明していきます。
・自動車取得税と消費税
自動車を購入する時に発生する税金です。
消費税の他に自動車取得税というものがあります。
自動車取得税は、「取得価格」に対して自家用乗用車なら3%、軽自動車なら2%、税金がかかります。
注)「取得価格」は自動車本体の価格そのものではなく、車種や仕様によって決められている金額をさします。およそ本体価格の90%程度と考えられます。
・自動車税・軽自動車税
毎年4月1日時点に、車検証に記載されている所有者に発生する税金です。
所有する自動車の総排気量や用途によって税額は変化します。
総排気量
1リットル以下 29,500円
1リットル超~1.5リットル以下 34,500円
1.5リットル超~2.0リットル以下 39,500円
2.0リットル超~2.5リットル以下 45,000円
2.5リットル超~3.0リットル以下 51,000円
自家用乗用車 3.0リットル超~3.5リットル以下 58,000円
3.5リットル超~4.0リットル以下 66,500円
4.0リットル超~4.5リットル以下 76,500円
4.5リットル超~6.0リットル以下 88,000円
6.0リットル超 111,000円
自家用乗用軽自動車 一律 10,800円
「ソニー損保:毎年発生する自動車税・軽自動車税とは?」
URL:https://www.sonysonpo.co.jp/auto/guide/agde093.html
・自動車重量税
新車の登録時と車検の際に支払う税金です。
新車登録から3年後の初回の車検、その後は2年ごとに支払います。
自動車重量税は1年ごとに発生しますが、支払いは車検の際にまとめて行います。
自家用乗用車の税額
新車登録から12年間は、車両の重量0.5トンごとに1年で4,100円
13年から17年までは0.5トンごとに1年で5,700円
18年目以降は0.5トンごとに6,300円
(例)新規登録から15年経過した重量1.2トンの自家用乗用車の場合
新規登録から15年経過しているので、0.5トンごとに1年で5,700円
重量1.2トンなので、5,700円×3=17,100円
車検で2年分をまとめて支払うので、合計で34,200円の支払いになります。
軽自動車の税額
新車登録から12年間は、車両の重量に関係なく1年で3,300円
13年から17年までは、車両の重量に関係なく1年で4,100円
18年目以降は、重量に関係なく1年で4,400円
(例)新規登録から15年経過した重量1.2トンの軽自動車の場合
新規登録から15年経過しているので、年間の税額は4,100円です。
車検で2年分をまとめて支払うので、合計で8,200円の支払いになります。
主な税金についての説明は以上になります。
ここで取り上げた内容の他にも、ガソリン税、保険料や車検代なども費用として考慮しなければなりません。
一方で、エコカーなどの減税の対象となる車種も数多くあります。
仕組みが複雑でわかりにくいことも多いと思いますが、理想のカーライフを実現するために必要な情報です。
正しく理解して、自動車の購入に備えておきましょう。
記載した各種情報は、2019年3月時点の情報となります。
参考資料
「国土交通省:自動車関係税制について」
URL:http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000028.html
「一般社団法人 日本自動車工業会:表3:自動車税のしくみ」
URL:http://www.jama.or.jp/tax/outline/table_03.html