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走行性能と安全性を両立!タイヤの種類と選び方のポイント

タイヤは車の性能と安全性を左右する重要なパーツです。その種類や状態によってブレーキ性能や燃費に大きく影響します。

 

今回は、代表的なタイヤの種類と特徴の違い、そして車に合ったタイヤを選ぶ際のチェックポイントを解説します。

 

タイヤの代表的な種類

まずは代表的なタイヤの種類とその特徴を見ていきましょう。

 

◇サマータイヤ

サマータイヤは一般的な路面環境で使用される、もっとも標準的なタイヤです。乾燥路や雨天時でも高いグリップ力を発揮し、抵抗が小さいため燃費性能も良好です。

 

ただし、ゴムが硬めに作られているため、気温が氷点下まで下がる冬場は硬化して性能を十分発揮できず滑りやすくなる欠点があります。

 

◇スタッドレスタイヤ

スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路面に強い冬用タイヤです。低温でも柔軟性を保つ柔らかなゴムと、細かな溝を刻んだトレッドにより、雪や氷をしっかり噛んでブレーキ時の制動力を高め、発進時の空転も抑制します。

 

しかし、乾いた路面ではサマータイヤより逆に制動距離が伸びて、摩耗も早まります。冬専用なので、シーズンごとに適切なタイヤに履き替えることが大切になります。

 

◇オールシーズン

オールシーズンタイヤは、サマータイヤとスタッドレスタイヤの中間の性能を持つ全天候型タイヤです。普段の走行はサマータイヤに近い感覚で、突然の積雪時にも一定のグリップが発揮できるよう設計されており、雪がほとんど降らない地域なら一年中履き替えずに済むメリットがあります。ただし、凍結した路面や深い雪道ではスタッドレスタイヤほどの制動力は期待できないことには注意しましょう。

 

 

選び方のチェックポイント

新しいタイヤを選ぶ際には、サイズと製造年週をきちんと理解することが大切です。

 

◇サイズ表記(例:195/65 R15)の読み方

交換時はカタログや車両に指定されているサイズのタイヤを正しく選ぶことが大切です。タイヤには「195/65 R15」のようなサイズ表記があります。この場合、195はタイヤ幅(mm)、65は扁平率(%)、15はホイール径(インチ)を示します。

 

ちなみにRは「ラジアル構造」を表しています。タイヤの内部構造において、コード(カーカスコード)と呼ばれる繊維がタイヤの中心から放射状(=ラジアル方向)に配置されている構造を指します。「バイアス構造」(Bと表記される)と呼ばれる種類もありますが、現在はほとんどRが主流なのであまり気にする必要はありません。

 

◇製造年週(DOT)と硬化による寿命の見極め

タイヤ側面のDOTコード末尾の4ケタの数字で、そのタイヤの製造年と製造週が分かります。製造年月日ではなく、「製造週 製造年」という特殊な形で書かれていることに注意しましょう。例えば末尾の4ケタが「4123」であれば、「2023年の41週目(つまり10月8日~14日)製造」という意味になります。

 

タイヤは年月とともにゴムが硬化して性能が低下するため、一般的には製造後5年ほどで交換を検討するのが望ましいとされています。新品購入時には、製造が古いタイヤは避けましょう。

 

 

まとめ

タイヤは走行性能と安全性を支える重要なパーツです。サマータイヤ、スタッドレスなど種類ごとの特徴を理解し、季節や用途に応じて履き替えることが大切です。また、サイズや製造年週などの基本ポイントも理解し、きちんと規定に合ったタイヤを選べるようにしておきましょう。