車がスリップする原因とは?注意点を知って雨や雪の日に備えよう!
雨や雪の日に気を付けたい車のスリップ。ハンドルがきかなくなり、事故などにつながってしまう可能性が非常に高くなります。路面が凍りやすい季節になる前に、原因と起きた時の対処法を理解しておきましょう。
目次
原因
スリップの原因は主に「路面」「タイヤ」「運転」の3つです。
◇路面
一番代表的なスリップの原因は、路面と言えるでしょう。タイヤは地面に接することでグリップ力を発揮しますが、水や砂、土などが原因でやや地面よりも浮き上がっているような状態になると性能が低下します。特に積雪時の道路や、凍結した路面はグリップ力の低下をもたらします。
◇タイヤ
タイヤ自体がスリップの原因になることもあります。タイヤが古くて、溝が浅くなっている時です。
◇運転
ドライバーの運転方法もスリップの原因となります。スピードが上がった状態で無理な急旋回をすると、グリップ力を超えた力がタイヤの横方向にかかります。
対処法
日頃の予防法と、スリップが起こった時の運転方法を頭に入れておきましょう。
◇スピードを上げ過ぎない
雨や雪の日などはいつも以上に速度を落として、タイヤに力がかかり過ぎないように運転することが大切です。ゆとりを持って運転できるように出発時刻やルートなどの事前チェックもしっかり行いましょう。
◇メンテナンス
タイヤメンテナンスをきちんと行いましょう。溝がきちんと残っているかどうかをチェックします。「スリップサイン」はこれ以上タイヤがすり減っていたら危険という目印です。残りの溝が1.6mmよりも浅くなっているサイン。
ただし1.6mmではすでにあまりにも浅すぎる状態です。安全のためにも、溝の深さが新品の半分以下(だいたい4mm以下くらい)になったら交換を考えはじめたほうがよいでしょう。
◇もしスリップしてしまったら
車をコントロールできなくなった時についやりがちなのが、アクセルやブレーキを強く踏んでしまうことです。ペダルを強く踏みすぎるとタイヤのグリップ力が突然戻った時に急加速や急減速を起こし大変危険です。
タイヤが滑った時にはアクセルやブレーキ、ハンドルなどを極端に操作しないことが基本。アクセルをゆるめ、必要に応じてゆっくりハンドルを切りながら摩擦力が回復するのを待つのが最善と言えます。
まとめ
雨や雪の日にグリップ力が低下してしまうことはやむをえないことなので、タイヤに強い力をかけすぎないハンドル操作とアクセルワークをこころがけましょう。タイヤのメンテナンスも忘れないことが大切です。