車で使われている色々なオイルについて。それぞれの交換時期は
車のオイルというとエンジンオイルが一番に思い浮かびますが、実は車にはもっと様々なオイルが使用されています。オイルは年数が経過すると劣化して性能などに影響が出てしまいますので、車で使われているオイルの種類や役割を把握し、それぞれのオイルの交換時期を理解しておきましょう。
目次
車のオイル
車のオイルはエンジンオイルだけではなく、ブレーキオイルやオートマチックオイルもあります。さらに細かく言えばデフオイルや、パワステフルードなどもありますが、とりあえずエンジンオイルとブレーキオイル、オートマチックオイルの3つをしっかりチェックしておきましょう。
◇エンジンオイル
エンジン内部で潤滑油として使われているオイルです。また防錆や冷却、密封作用などといった役割もあります。もしオイルなしでエンジンを稼働させると摩擦などが大きくなり故障の原因となりますので、定期的なチェックが必要です。
◇ブレーキオイル
ブレーキフルードとも呼ばれます。ペダルを踏みオイルが動くことで制動力を車輪に伝えます。そのためブレーキオイルが劣化してしまったり水分などが混じったりするとペダルの動力がブレーキにきちんと伝わらなくなりとても危険です。
◇オートマチックオイル
トランスミッションで使われているオイルです。オートマ車でシフト制御やトランスミッションの冷却などの役割を担っています。現在は市販されている自動車の9割近くがオートマ車ですので、オートマチックオイルも重要です。
交換目安はどれくらい?
以上の3種類のどれもが車が安全に稼働するためにとても重要な役割を担っています。オイルが劣化すると車の性能も低下してしまうということを踏まえて、交換の目安をチェックしましょう。
◇エンジンオイルの交換目安
一般的にエンジンオイルの交換は走行距離5000kmで交換することが推奨されています。時期としては半年で交換することが一般的ですが、オイルの品質や車の種類、それから走行する場所や頻度によっても変わってきます。
◇ブレーキオイル
ブレーキオイルの交換目安は10000~20000km、あるいは2年くらいの交換が推奨されています。ちょうど車検の時期と一致しているため、その時にしっかりチェックするようにしておけば基本的に問題ありません。しかしよく車を使う人は定期的なチェックを忘れないようにしておきましょう。
◇オートマチックオイル
通常利用で量が減るということはなく、一般的には40000~100000kmくらいの交換が推奨されています。エンジンオイル同様レベルゲージで量と色をチェックします。
まとめ
今回は車で使われているオイルと、その交換目安についてご紹介いたしました。それぞれボンネットを開けて目でチェックできます。時々このようなチェックをしっかり行って、車が安全に走行できる状態を維持しておきましょう。