車のエアコンから異臭が……。しっかり根治するコツと応急処置のコツ
夏場の快適なドライブに欠かせないカーエアコン。特に最近はヒートアイランド現象や温暖化によって夏の気温が年々上がってきているそうですから、運転中の熱中症対策はとても重要です。しかしエアコンから嫌な臭いが出てしまう時は一体どうすればよいでしょうか?
今回はカーエアコンの嫌な臭いの原因をご説明し、その上で対処法や、おすすめの消臭ツールをご紹介してまいります。
目次
嫌な臭いの原因はカビやバクテリア
家庭用のエアコンでも久しぶりに電源を入れた時などに、ホコリなどの汚れで臭いがすることもありますが、車は外気と断熱構造になっているため、特にカビやバクテリアの温床になりやすい傾向があります。しかも車は家のように広い空間ではないためにおいもこもりやすく、カビが撒き散らす胞子で増殖しやすい傾向もあるのです。
嫌な臭いがしたらできるだけ早めに対処しておくことは、快適なカーライフのために必要不可欠と言えるでしょう。
エアコンの嫌な臭いを解決する対処法
まず考えられるのが車内のに消臭剤を置く方法ですが、単にそれは嫌な臭いと消臭剤の匂いが混ざり合ってしまうだけで、あまり根本的な解決に至りません。
そこで以下のような対処法がおすすめです。
◇エアコンの匂いを対処する方法その1——フィルターの交換
カーエアコンのフィルターは水洗いがNGであるケースが多いですし、掃除をしてもなかなか匂いが消えない可能性もあるので、交換してしまうのが一番。カーショップやネットショップで安いものなら2000円ほどで買えます。
車のエアコンフィルターは、グローブボックスの奥か、センターコンソールの裏側に付いていることが一般的です。場所がわからない時は、車の取扱説明書に明示されていますのでそちらをチェックしてみましょう。
◇エアコンの匂いを対処する方法その2——防カビスプレー
効果はそれほど長続きしないものの、エアコン防カビ・防菌スプレーならばサッと対処できます。例えば以下のような商品です。
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応急処置として作業時間は10分程度。
①窓を開け、吹き出し口を正面に設定する。
②エアコンの空気が車内だけに回る「内気循環」にした上で、エアコンを切る。
③スプレーをしっかり振り、ノズルを立てて、エアコンの吹き出し口に20秒間くらいスプレー。
④エアコンをかけて5分ほど換気をしたら完了。
※ただしスプレーは火気厳禁ですし、夏は車内が高温になるので、車内に置きっぱなしにしないように十分気をつけましょう。
まとめ
今回は夏場に不可欠なエアコンから嫌な臭いがした時にどのような解決方法があるかをご紹介して参りました。
以上のような方法で解決しない時は、なにか別のトラブルが起きている可能性もありますので、一度ディーラーや整備工場に点検してもらいましょう。それにディーラーならば、エアコンのもっと内部から除菌・洗浄してもらえるサービスなども提供していますので相談してみるのもおすすめです。
エアコンフィルターの寿命は1年くらいであるものがほとんどです。走行距離では1万~3万km程度。特に夏場も頻繁に車を利用している人は、しっかり交換しておきましょう。