車の凹みを自力で修復するには?DIYでできる修理法と注意点
車の凹みは見た目の美観を損ねるだけでなく、塗装はがれや錆びの原因にもなります。プロに依頼することが一番の解決策ですが、凹みがわずかである場合は自分で直すことも不可能ではありません。今回はその方法と注意点についてご紹介します。
目次
車の凹みを自分で直す方法
自分でできる車の凹み修復法を3つご紹介します。ただし、簡単な作業ではなく、凹みを悪化させてしまうこともありますので、作業を始める前に凹みの大きさや深さ、ツールの使い方をしっかり確認して、慎重に作業しましょう。
◇方法1:裏側からの押し出し
もし凹みの裏側が見えているのであれば、裏側から直接叩いて形を修正する方法があります。柔らかい布を巻いたハンマーや専用の工具を使い、軽く叩きながら凹みを押し上げていきます。凹みの位置や車体の構造によって難しい場合が多いですが、ハンマーを動かせるスペースがあれば修正が可能です。
◇方法2:ドライヤーと冷却スプレーを使う
バンパーなどの樹脂製のパーツであれば、温度差を利用して凹みを元に戻す方法もあります。まずドライヤーで凹んだ部分を温めて金属を柔らかくし、その後冷却スプレーで急激に冷やします。この温冷処理により金属が収縮し、凹みが元の形に戻ることがあります。ただし温め過ぎると樹脂製のパーツを溶かしてしまうこともあるため、くれぐれも慎重に行いましょう。
◇方法3:市販のデントリペアキットを使う
デントリペアキットとは自動車の凹みを修復するための専用キットです。キットには凹みを外側から引っ張り上げるタイプの工具や、内側から押し上げるタイプの工具などが含まれています。
使用方法は製品によって異なりますが、一般的には凹んだ部分にアダプターを取り付け、付属のツールを使って凹みを修正していきます。
・Manelord デントリペア デントリペアキット
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車の凹みを修復するためのツールキットです。39個のさまざまな用具が含まれています。
注意点
車の凹みを自分で修復する際には、いくつかの大切な注意点があります。
◇慎重に作業を進める
不適切な方法や力の加え方をすると、さらに損傷を引き起こしてしまう可能性があります。特に使用する道具の使い方などについて作業前にしっかり理解しておきましょう。
◇塗装への影響を考慮する
凹み修復で、車の塗装に悪影響を及ぼすことがあります。ハンマーなどで押し出す時に塗装が剥がれたりひび割れたりするリスクがあることに注意が必要です。
まとめ
車の凹みは見た目の問題だけでなく錆びなどの原因にもなるため、放置せずに対処することが大切です。自分での修復は費用を抑えられるとはいえ、注意点を十分理解して慎重に作業を進めていくことを心がけましょう。自信がない場合は、無理をせずにプロの手を借りることも大切です。