軽油とガソリンの違いとは?間違えると危険な燃料の基礎知識

車の燃料にはガソリンや軽油がありますが、具体的には何が違うのでしょうか?
誤って間違った燃料を入れるとエンジンの故障や事故につながるおそれがあります。燃料の違いの基本と、うっかり誤給油が起こりやすいパターンをチェックしていきましょう。
目次
ガソリンと軽油の違い

軽油とガソリンは、どちらも自動車用燃料ではあるものの、成分や使われるエンジンの仕組みが異なります。
◇性質の違い
ガソリンは蒸発しやすく空気と混ざりやすいため、火花で点火がしやすいのが特徴です。スパークプラグによって、狙ったタイミングで燃焼させることができます。
これに対して軽油は蒸発しにくい一方で、高温・高圧など特定の条件下になると自己着火するという性質があります。体積あたりのエネルギー密度が高く、同じ1Lでもガソリンより多くのエネルギーを蓄えられます。
◇ガソリンエンジンとディーゼルエンジン
多くの一般車で採用されているのが、ガソリンで動くガソリンエンジンです。空気とガソリンを混合して、点火プラグで燃焼する仕組みになっています。騒音やエンジンの動作を制御しやすいメリットがあるので、一般車に向いています。
一方でトラック・バス・商用車などで多く採用されているのが、軽油で動くディーゼルエンジンです。空気のみを高圧縮して高温にし、そこへ軽油を噴射して自己着火させる仕組みです。エネルギー密度が高く、低回転から大きなトルクを発揮しやすいため、重量物を扱う車両に向いています。
このように両者のエンジンの仕組みが根本的に異なるため、ガソリンと軽油を間違えて入れてしまうと故障や事故につながることに十分注意しましょう。
◇レギュラーとハイオクの違いは?
燃料には「ハイオク」という種類もあります。ハイオクもレギュラーと同様に、ガソリンの一種です。したがってハイオクもディーゼルエンジンには使えません。
レギュラーとハイオクの入れ間違いについては、軽油との入れ間違いほど深刻な問題にはなりにくいですが、やはり車種が推奨していないタイプの燃料を使うのはおすすめしません。
参考)燃料を入れ間違えた場合の対処方法 | JAF
https://jaf.or.jp/common/car-trouble-qa/gasoline/refueling/faq78
燃料を間違えたときの危険性と対処法

ここでは軽油とガソリンの誤給油が起こりやすいパターンと、誤給油をしてしまった時の対応方法を解説します。
◇セルフスタンドでは十分注意する
セルフスタンドは誤給油が起こりやすい状況です。必ず給油前にガソリンのノズルか、軽油のノズルかをしっかり確認しましょう。
また、軽自動車は基本的にガソリンエンジンです。「〝軽〟自動車だから軽油だろう」と誤解し、ディーゼルエンジンではない車に軽油を給油してしまうケースに注意しましょう。
◇誤給油したとき
誤給油に気付いたら、まずエンジンをかけないことが最優先です。給油中に間違いに気付いた場合は給油をやめて、給油後に気付いた場合はすぐに停車してエンジンを切りましょう。その後、ガソリンスタンドのスタッフや整備工場、ロードサービスに連絡することが重要です。
まとめ
ガソリンと軽油は成分やエンジンの燃焼方式が異なる別の燃料です。エンジンや燃料の基礎知識とともに違いを理解して、セルフスタンドなどを利用する際には、誤給油に十分注意しましょう。