軽自動車と普通車どっちにする?維持費のちがいを徹底比較
車を購入しようと考えている時に軽にしようか、普通車にしようかという点で迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
維持費の違いはどれくらいあるのでしょうか? まずは軽自動車、普通車の定義についてご説明し、その上で税金などの維持費について見ていきましょう。
目次
普通車と軽自動車の定義
具体的に軽と普通車は一体何がどう違うのでしょうか。
◇軽自動車とは
法律上では「軽四輪」と明記され、大きさと排気量、乗車定員、貨物積載量で区分されています。
・大きさは全長3.4M以下、幅は1.48M以下、全高は2.0M以下
・排気量は660cc以下
・乗車定員は4人以下
・貨物積載量は350kg以下
ボディがコンパクトで小回りが利き、狭い道路などでも走りやすいといった点が軽自動車のメリットです。運転が苦手な人や初心者などでも使いやすく、燃費が良いので街乗りにも向いています。
参考)軽自動車とは | 軽自動車検査協会 本部
https://www.keikenkyo.or.jp/information/information_000123.html
◇普通車は軽自動車以外
上記条件を全て満たしていない車は、基本的に普通車に相当します。
普通車はなにより走行性能が高く、加速がスムーズなことがメリット。坂道などでもスイスイ登れます。また車内のスペースが広く取れるため、大きな荷物や大人数を乗せられる車種も多いのが特徴です。
軽自動車と普通車の維持費の違い
両者の税金や保険料の違いを見ていきましょう。
※以下の金額はあくまで維持費比較のための大まかな目安です。経過年数やエコカー減税等によって税額は変わってきますので注意しましょう。
◇自動車税の違い
軽自動車は軽自動車税、普通車は自動車税を支払います。毎年5月上旬ごろに納税通知書が届きます。軽自動車税は一律で10,800円。一方で普通車は1000~1500cc以下で30,500円、1500~2000cc以下で36,000円、2000~2500ccであると43,500円がかかります。
したがって1年あたり20,000~35,000円程度の差があると言えます。
参考)大きく変わった、クルマの税――経済産業省
https://www.car-tax.go.jp/change01/
◇自動車重量税
車の税金には、新規登録時と車検時に支払う自動車重量税もあります。2年自家用、エコカー対象外、新規登録より13年未満で比較してみると、軽自動車は6,600円です。普通車の場合は0.5~1tで16,400円、1~1.5tで24,600円、1.5~2tで32,800円となっています。
これは2年分の料金であるため、1年あたりは5000~15,000円くらいの差があると言えるでしょう。
参考)自動車:自動車重量税額について – 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000076.html
◇保険料の違い
自賠責保険は法律で加入が義務付けられていて、車検時にまとめて先払いします。軽自動車は24ヶ月分で21,140円、普通車は21,550円です。自賠責保険に関しては大きな差はありません。
任意に加入できる保険の場合は保険会社や車種によって異なるため一概に言えませんが、だいたい年間で軽自動車で8万円前後、普通車では年間10万円前後が相場と言えるでしょう。少しだけ軽自動車の方が安い傾向があるようです。
まとめ
今回は軽自動車と普通車の違いと、税金や保険料の違いについてご紹介しました。
保険料についてはそれほど差がないものの、税金の差は大きい傾向があります。その他に燃費やメンテナンス費用なども軽自動車の方が安くなることをあわせて考え、あなたのライフスタイルに合った車種を選んでいきましょう。