雪道運転で気を付けたいこととは。注意点と安全運転のコツ
埼玉は雪がそれほど降らないものの、年に1度か2度は積もる日があります。急な大雪に見舞われて、それでも運転をしなければいけない時は一体どういったことに気をつけておくべきなのでしょうか? 注意点とポイントをしっかりと確認しておきましょう。
目次
雪道走行で注意しなければいけないポイント
まずは雪道での運転の注意点をチェックしていきましょう。
◇スタッドレスタイヤは劣化していくことに注意
利用環境にもよりますが、スタッドレスタイヤの耐久性は一般的に3シーズン程度です。使用していく中で劣化し、性能を発揮できなくなります。
通常タイヤにもある「スリップサイン」のように、冬用タイヤには50%以上摩耗したことを示す「プラットホーム」というサインがトレッドの溝にあります。これが露出していないかをチェックしておきましょう。
参考)スタッドレスタイヤの使用限度と正しい保管方法とは? | JAF クルマ何でも質問箱
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-inspection/subcategory-tire/faq228
◇スリップしやすい場所
アイスバーン(路面の雪が凍結した状態)になりやすい場所を頭に入れておくことも大切です。日陰は雪が溶けずに残って凍結していることがあります。トンネルの出口や、橋の上などもよくアイスバーンになりやすい場所です。特に雪の積もっていないトンネル内で速度を出し過ぎて、その出口でスリップを起こすということがあります。
また交差点は交通量が多いことによって、雪が踏み固められてて溶けにくくなっておりシャーベット状に凍結していることがあるので注意しましょう。
◇走り慣れた道路も状態が変わっている
新雪が積もっている道路は境界がわかりにくく、脇に寄せ過ぎて車を歩道に乗り上げてしまったり側溝にはまってしまうことがあります。
雪道運転でのコツやポイント
雪道運転で心がけておくべきポイントを理解しておきましょう。
◇靴底の雪を落とす
靴底に雪が付いていると、ペダルを踏み外してしまう可能性があります。まず車に乗ったらしっかり靴の雪を払いましょう。
◇「急」のつく運転はしない
雪道では急発進、急加速、急ハンドル、急ブレーキはスリップの原因となります。特にSUV、ワンボックスなど重量のある車は止まりにくくなります。普段よりもしっかり速度を落として走行しましょう。
◇車間距離をしっかり取る
自分はスリップしなくても、他の車がスリップする可能性もあります。とっさのブレーキが必要になった時、制動距離がいつも以上に大きくなることをこころがけ、前の車と普段よりも車間距離をとりながら走ることも大切です。
まとめ
今回は雪道運転での注意点や運転のポイントをご紹介しました。アイスバーンになりやすい場所によく注意し、「急」のつく運転はしないようにします。無理はせずに、普段よりゆっくり進むようにするのが雪道運転の一番大切なポイントです。