駐車時に気を付けたい「ドアパンチ」。してしまった時、された時の対処法
ドアを開けた拍子に隣の車のドアへ当ててしまうことを、俗に「ドアパンチ」と言われています。小さな接触でも、他の車を傷付ければトラブルにつながってしまいます。
以下、まずはドアパンチを起こさないために気を付けたいことを説明し、続いて、万一起こってしまった時の対処法を解説します。
目次
ドアパンチの予防策

まずは駐車時に気を付けたいポイントを見ていきましょう。
◇隣車との間隔を確保
トラブルを防ぐために重要なのが、駐車場所です。できるだけ片側のリスクがない、左右のどちらかが壁や柱の「端区画」を優先しましょう。
混雑時でもなるべく広めの区画や隣に車がない場所を選び、しっかり駐車スペースの中央に停めるように心がけます。開閉時は常にドアを離さず、支えながらゆっくり開けましょう。
◇ツールの活用
以下のようなドアガードやゴムモールを使用して、軽い接触の衝撃を和らげるように予防するのもおすすめです。
日常的に乗り降りが多い人や、狭い駐車場の利用が多い方は導入を検討しましょう。
・ カーメイト ドアエッジプロテクター(CZ494)
www.amazon.co.jp/dp/B086G8D1RQ
両面テープでしっかりドアの縁に装着できるドアガード。透明の極細モールでさまざまなボディカラーになじみます。
◇子どものルール徹底
小さな子どもは、勢いよくドアを開けがちです。「開ける前に周囲を確認する」「必ず手で支えながら開ける」といったルールをしっかり教えましょう。後席はチャイルドロックをオンにすれば、子供が不意に開けてしまうことを防止できます。
発生時の対応と連絡手順

ドアをぶつけてしまうことや、ぶつけられることは交通事故に相当するため、原則として警察への連絡が必要です。主な対処の流れを解説します。
◇警察へ連絡
被害の大小を問わず、ぶつけてしまったらまず相手に謝罪して、すみやかに警察に連絡しましょう。相手の氏名や住所、連絡先、ナンバープレートを確認して、破損部位の写真を撮影しておきましょう。商業施設やコインパーキングであったら、管理事務所やコールセンターへも連絡して防犯カメラなどによる記録の確認を依頼します。
被害に遭った時も気付いた時点で同様に写真を残し、周囲の防犯カメラの有無を確認して、警察に連絡して指示を仰ぎましょう。
◇施設管理者・保険会社へ連絡
続いて加入保険会社へ事故の連絡をします。当事者同士で示談交渉をすることはトラブルの元になりやすいので、保険会社から示談交渉の流れや、修理先の案内などの具体的な指示を受けるのが基本です。
一般に停止中の車へ自車のドアを当てた場合は、相手の車の修理費は、原則として加害側の負担となります。保険会社から保険の使用の詳細などについて、よく確認しましょう。
まとめ
ドアパンチが万が一発生してしまった場合には、写真を撮って記録を残し、警察や保険会社に連絡するのが基本的な対処法となります。このようなトラブルを避けるためにも、日頃から駐車時のドア開閉ではしっかり注意を払い、また家族内でのルールの徹底もしっかり行っておきましょう。