お参りだけじゃない、成田山の名物グルメはコレ

成田山新勝寺と聞くと、節分の豆まきに有名力士や歌舞伎俳優らが来るというニュースのイメージが大きいかと思います。

年間の参拝者数が全国の寺院の中で第1位という関東地方屈指のお寺としても有名な成田山ですが、参拝したら必ず食べたい名物グルメがあります。

その名物グルメとは「うなぎ」です。

意外と知られていませんが、成田山のうなぎは超有名な名物グルメ。

今回は成田山の名物グルメであるうなぎを扱う老舗の「菊屋」さんを紹介します。

成田山とうなぎの関係

まずはじめに、なぜ成田山でうなぎなのかということに触れていきます。

うなぎが有名なところと聞くと鹿児島県や静岡県の浜名湖、埼玉県では浦和が有名ですよね。

実は成田市は日本有数のうなぎの産地なのです。

成田には印旛沼という川魚に恵まれた沼があり、江戸時代より印旛沼でのウナギの養殖が盛んにおこなわれていました。

当時、成田山新勝寺へお参りへ行く交通手段はもちろん徒歩。

長い旅路の疲れには、スタミナ抜群のうなぎ料理を食べて元気になっていただこう！という先人たちの想いもあるのです

この名残で、交通発達した現代においても成田山でうなぎを食べられるお店があるのです。

今回紹介するお店、菊屋は成田山で270年以上前に創業という超老舗のお店。

営業時間が10：00～20：30までと、周囲のうなぎ屋さんと比べると長いのが特徴でもあります。

座席数は120席と比較的多いですが、開店から閉店までお客さんが絶えず訪れますので店内は常に満席状態。お昼時になるとお店の外まで長い行列ができることもあります。

ちなみに予約も受けているので、成田山へ行く日時が決まったら前もって予約をすることをオススメします。

通常、うなぎ屋さんは食べられるのがうな重や白焼きといったうなぎメニューしかないイメージがありますが、菊屋はお店の名前に「日本料理」が入っていることもあり、うなぎ以外の料理もクオリティが高いのです。

もちろん、うな重はマストですがぜひ食べていただきたいのが「鯉」を使った料理。

特に鯉の刺身である「鯉の洗い」は他のお店ではなかなか食べられない料理です。

鯉と聞くと泥臭いイメージがありますが、菊屋の鯉は臭みをあまり感じませんので川魚が苦手な方でも美味しく頂けます。

成田山へお参りに行ったら菊屋のうなぎを食べて先人たちの想いにふけるのも、ツウな楽しみ方ですね。