初心者大歓迎!長野にある工房で紙漉き体験
様々な伝統工芸の体験をすることができますが、なかなかやったことがない体験の一つとして和紙作り(紙漉き体験)が挙がってきます。
紙漉き体験はイメージ的にやや敷居が高いように感じますが、長野県内に初心者でも気軽に行ける「松崎和紙」という工房があります。今記事では松崎和紙についてご紹介します。
目次
松崎和紙の歴史について
まずはじめに今回ご紹介する松崎和紙の歴史についてご紹介していきます。
信州松崎和紙は、長久三年(1042年)に、和紙の原料である野生の楮(こうぞ)を使用して、当地に勧進された国宝仁科神明宮の祭用に神社の奉仕人が製造したのが始まりとされています。その後一般農家などの、冬期間の副業として、紙すきの技術が伝承され、発達したとされているとのことです。
その背景には、大町市南部を流れる高瀬川の良質な水と、豊富な原料に加え、優秀な紙すき技術によるものとされ、帳簿用紙や、永代保存用紙などは、信濃特産品として愛用され、著しく発展しました。
小さい子供でも和紙づくりが体験できる
和紙作り(紙漉き)の体験をしている工房は全国各地にありますが、松崎和紙は小さい子供でも気軽に体験をさせてもらえる工房です。
今回は3歳の子供を連れての体験となりましたが、予約をする際に事前に相談しておけば問題なく対応してもらえます。
紙漉き体験は入門コース(1人1,200円)と本格コース(1人2,000円)の2つが用意されており、子連れの場合は入門コースがおすすめです。
入門コースではハガキ判の大きさの枠を使用して、木の葉や花を紙にすき込んだり、様々な色の原料を使って自分だけのオリジナルのハガキを作ることができます。
体験時間は20分の見学と説明を含めて1時間30分。漉いた和紙はすべて持ち帰ることができるので頑張って作りましょう。
本格コースは入門コースよりも大きな道具を使い、紙すき体験ができます。全3種類の道具が使え、大きい物だと卒業証書サイズほどの大きさの紙すきができます。サイズが大きくなるので、色々な加工品にも使用可能ですし、そのままでもランチョンマット等として使う事も出来ます。
おわりに
長野県は観光資源が豊富なのでいろいろと楽しむことができます。安曇野エリアだとわさび園があったり、少し足を延ばせば黒部ダムの見学もできるエリア。これらのコースの途中などに紙漉き体験を入れてみてはいかがでしょうか。
松崎和紙について
所在地:長野県大町市社6562
アクセス:長野自動車道安曇野ICから国道147号線を30㎞北上。
営業時間:紙漉き体験は09:00、11:00、13:00、15:00から予約可能
定休日:要問い合せ
※紙漉き体験は事前予約が必須です。飛び込みでは体験することができませんのでご注意ください。