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カーライフ

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なんとなく運転に集中できない……。漫然運転を予防する心掛け

「漫然運転」とは、ぼーっとした状態で運転をしていることです。いちおう顔は前に向けてはいるものの、集中力や注意力が散漫な状態で、違うことを考えながら運転していること。歩行者や信号に対して注意が向けられなかったりタイミングが遅れるため、交通事故を起こす大きな原因と考えられています。

安全なカーライフのためにも、漫然運転の原因とその予防策を頭に入れておきましょう。

原因は精神的疲労や肉体的疲労

漫然運転は毎年死亡事故の原因の上位です。10年前から令和元年までの死亡事故件数の原因は「わき見運転」や「運転操作不適」よりも「漫然運転」が多く、1位になっています。

参考)

統計表|警察庁Webサイト 令和元年中の交通死亡事故の発生状況及び

道路交通法違反取締り状況等について(原付以上運転者(第1当事者)の法令違反別死亡事故件数の推移)

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/toukeihyo.html

漫然運転をしてしまう原因はなんなのでしょうか?

・生活上の悩み事にとらわれている

・肉体的な疲労

・運転に慣れきってしまっている

悩み事や、仕事のことで頭がいっぱいの時に漫然運転になりがちです。また肉体的な原因として睡眠不足や疲労が溜まっていて運転に集中できないことも原因になります。それから毎日行き来しているような道などで、つい慣れきってしまっている時も注意。運転が退屈でつい考え事をしてしまうのです。

予防策

かといって「集中しよう!集中しよう!」といくら思っても、なかなか集中できるものではありません。漫然運転とは無自覚に行ってしまうからこそ漫然運転なのです。

だから思考や気持ちをコントロールしようとするよりも、自ずと集中できるような環境作りを心掛けましょう。

◇音楽をかける

慣れ切ってしまっていることが原因の漫然運転に音楽が有効です。毎日決まり切った仕事や単調作業をする時は、音楽をかけた方が捗る傾向があると言われています。

しかし思わず口ずさんでしまうような曲や、周囲の音が聞こえなくなるほどの大音量は逆効果。リラックスして精神的に余裕を持てるような曲を選ぶようにしましょう。

◇ガムを噛む

ガムは唾液の分泌を促して脳を活性化できると言われています。眠気覚ましのガムなどを車内に一つ置いておきましょう。

◇休憩や仮眠をしっかり取る。

肉体的な疲労がたまっている時は、絶対に無理はせず、サービスエリアなどを利用して車を止めて休憩をしたり、仮眠を取るといった形でリフレッシュをするように心がけましょう。

◇普段の生活の送り方

普段の生活の送り方も運転の集中力に影響を与えます。睡眠をしっかり取るのはもちろん、悩み事があったらできる限りその場で解決しておきましょう。

解決が難しい悩み事を抱えているならば、せめてそれを紙に書き出して「見える化」してみましょう。紙に書くと具体的な対策も浮かびやすいですし、視覚化することによって「今は考えてもしょうがないことだな」とか「とりあえず今日はこれだけのことはしっかり行っておこう」とか、行動指針が明確に立ちます。それによって運転中は悩み事のことは一旦脇に置いて、運転だけに集中できるようになります。

まとめ

例年死亡事故原因の上位として挙げられる「漫然運転」。今回はその原因と対策をご説明いたしました。

主な原因は悩み事、肉体的疲労、慣れの3つ。感情のコントロールは簡単にできるものではありませんので、原因を分析して集中力が自然と上がるような環境づくりを心がけましょう。