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カーリースがおすすめの人、おすすめでない人

頭金ゼロ、月々1万円前後の支払いで新車に乗れる「カーリース」。かなり手軽に新車を手に入れられる方法として最近人気です。しかしその注意点などもしっかりと理解しておかないと、あとで後悔してしまうかも。

今回は、カーリースとはどのような仕組みなのかということと、注意しなければいけないことについてご紹介。それを踏まえて、向いている人、向いていない人をご説明します。

 

カーリースって、どのような仕組みなの?

最近はカーリースで新車を手に入れる人がかなり増えてきています。

簡単に言うと、カーリースとは契約期間だけ車を「借り」、毎月決まった料金を支払いながら利用するサービス。この料金さえ払っていれば、税金や、車検代、メンテナンス料もかかりません。

ローンと一番違う点は、本体価格を単に分割払いするのではなく、契約期間が終わった時に車の価値がどれだけ残っているか(残価)を前もって予測し、その分を差し引いた料金を分割して支払っていけばよいという点。たとえば300万円の車を5年契約したとします。その車の5年後の価値が200万円になっていると予想できた場合(これが残価)、300-200=100万円分をあなたは毎月支払っていくだけでよいのです。

「残価」が差し引かれるので、頭金もいらず、毎月かなり軽い負担で新車を乗れる仕組みです。

 

カーリースの押さえておくべき注意点

Photo by Alex Jumper on Unsplash

カーリースは、車の所有者はあくまでリース会社です。契約が終わったら返却しなければいけません。つまり返却後の残価を支払わずに安く利用できる代わりに、車の価値を極力下げないように使うルールが設定されています。

たとえば走行距離。リース会社のプランによってさまざまですが、たいてい「月々何キロ以内まで」と決まっています。また自分好みに車をカスタマイズすることもできませんし、ボディに傷がついてしまったら追加料金が発生することもあります。

 

カーリースがおすすめな人とおすすめでない人

カーリースがあまりおすすめできない人はまず長距離ドライバー。月々の走行距離が決まっているので、「ひと月どれくらい利用するか」をよく検討した上で契約しましょう。また車のカスタマイズや改造をしたいと考えている人もおすすめできません。基本的には現状のまま返却するのが原則ですので、カスタマイズをした時は元に戻さなければいけなくなります。

逆に長距離を走るわけでもない人、カスタマイズにあまり興味がない人には最適。それから、まとまったお金を用意できずに車の購入を我慢している人、車の維持費について頭を使いたくない人にもおすすめと言えるでしょう。

 

まとめ

車種にこだわり、カスタマイズもして、メンテナンスもして、しっかり乗りたいと考えている人にはあまりカーリースはおすすめではありません。しかし一方で「休日のみの利用でいい」とか「とりあえず移動手段がほしい」という人は、支払い料金が一定で、税金やその他の費用についても考える必要がないところから、カーリースがベストの選択肢と言えるでしょう。