カーリースは途中で解約しても大丈夫？乗り換えは可能？

最近は個人向けのカーリースの人気が、年々高まってきています。

矢野経済研究所によると、2022年度には利用者は3.6倍にまで増えるとのこと。

参考）

個人向けオートリース保有台数、4年後には3.6倍の93万6000台に　矢野経済予測 | レスポンス（Response.jp）

つまり今は、車は「買う」というスタイルから「借りる」というスタイルの方が、よくマッチする時代になりつつあると言えるでしょう。

でも「ある一定期間借りる契約」の場合、期間の途中でもし解約しなければいけなくなった場合はどうなるのでしょうか？　あなたもカーリースを契約する前に、その点についても理解しておきましょう。

カーリースの中途解約は原則不可

携帯電話やインターネットの契約などと同様、カーリースの契約も中途解約は原則として認められていません。違約金を払って中途解約が認められるのは、以下のような理由がある時です。

◇病気など、正当な理由がある場合

例えば契約者が亡くなったり、長期入院が必要になったりした場合に中途解約が認められます。

◇経済状況が変化してしまった時

海外への転勤が決まったり、経済状況が悪化し支払いが不可能になったりした時、場合によっては解約が認められます。ただしもちろんリース会社側の判断になります。そのような可能性が少しでもあるならば、前もってしっかりとリース会社のスタッフに相談しておきましょう。

多くの場合、違約金の内訳の大半は「残期間のリース料」となります。たとえば5年契約をしていて、4年で解約しなければいけなくなったとすると、残り1年分のリース料のことです。その他「事務手数料」や「遅延損害金」なども必要になることがありますが、残期間分のリース料の負担が大きくなることが多いです。

しかし現在では、契約開始から一定期間経っていれば違約金なしで解約できるプランを用意しているリース会社もあります。もし心配ならば、そのようなプランを検討してみてもよいでしょう。

原則としてカーリースの中途解約はできません。もし中途解約をした場合は、残りのリース料は支払わなければいけなくなります。

しかし逆に言えば、カーリースはこの点があるからこそ、その分だけ手軽で、お得に、車が利用できるシステムなのです。毎月1～3万円ほどで、頭金なしで新車に乗れ、税金もメンテナンス費用も必要ないのはとても助かります。

だからもしあなたの経済状況が安定していて、月々の支払いに問題がないのであれば、カーリースを利用しないのはちょっともったいない。あなたの強みをぜひ十分に活用して、素敵なカーライフを送りましょう！