サビの原因になることも!雪道走行の洗車の必要性・方法について
「雪道を走行した後はきちんと洗車したほうがいい」という話を聞いたことがありますか? それはどうしてなのでしょうか? 今回は雪道走行後に洗車をした方がいい理由や、方法についてご紹介いたします。
目次
路上の融雪剤の車への影響
雪が降る時やその予報が出た前日などに、凍結防止や雪を溶けやすくするために融雪剤が路上に撒かれることがあります。その融雪剤が車の金属に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
◇融雪剤の成分
多くの融雪剤は塩化カルシウムや塩化マグネシウムなど、いわゆる塩でできた成分です。塩化物は雪や氷の凝固点を下げて凍りにくくできるものの、車の金属に付着するとサビを発生させやすくしてしまう性質があるのです。したがって走行後はできるだけ早く洗車して、融雪剤を落とす必要があります。
◇融雪剤が撒かれるタイミング
融雪剤を撒く理由は、既にある雪を溶かしやすくすること、雪を再凍結させないようにすることです。当然雪が降った時に撒かれますが、雪予報が出た段階でも前もって融雪剤が撒かれてることがよくあります。結果として雪ではなく雨だった、という時もこの融雪剤の溶けた雨水が車の下回りに付着してしまうことは注意しておきましょう。
洗車方法について
雪道を走った後の洗車方法ついてご紹介いたします。
◇洗車の道具
雪道を走った後は特に下回りを重点的に洗車して融雪剤を落としていきます。おすすめなのは高圧洗浄機やコイン洗車場などで使えるジェット噴射式の洗車ガンです。
◇洗車するパーツ
サビになりやすいのは塗装されていない部分であることに注意して、しっかりと落としましょう。ホイールやホイールハウス(タイヤが収まっているアーチ状の空間)の内側、マフラーなど、金属が剥き出しになっているパーツに重点的に水を吹き付けていくのがポイントです。
◇洗車方法
まずは車両の下回りの汚れを高圧洗浄機などで落としたら、タイヤハウスやホイールをカーシャンプーで洗っていきます。冬は水分が蒸発しにくいので洗った水をクロスでしっかり拭きあげることもポイントです。冬場の洗車は大変なので、プロの洗車サービスに依頼することも考えましょう。
まとめ
今回は雪道走行をした後の洗車の必要性と方法についてご紹介してきました。融雪剤が散布されている道路を走った後は、しっかりと洗車をしておかないとサビが進みやすくなってしまうことは頭に入れておきましょう。高圧洗浄機などを使用し下回りを中心にしっかり洗車していくことがポイントです。