夕暮れ時は事故が多いのはご存じですか?事故を防ぐ3つのポイント
あなたは17~19時に運転することはありませんか?
この時間帯は、警察庁の調査によればもっとも頻繁に交通事故が起こっている魔の時間帯です。
参考)
薄暮時間帯における交通事故防止|警察庁Webサイト
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/hakubo.html
あなたのカーライフをより安全・安心なものとするためにも、夕暮れ時に事故が多くなる原因と、この時間帯ではどのようなことに注意して運転すればよいかについて、しっかり頭に入れておきましょう。
目次
なぜ夕暮れ時は事故が増えるのか
まずこの時間帯は会社から帰宅する人などが多く、自動車が単純に多くなるので、事故の数も増えることは間違いありません。車が多くなればなるほど、衝突の可能性も高くなります。
しかし原因は車の数だけではありません。
◇原因その1――暗いことに気付かない
問題なのは、この時間帯は「中途半端に暗い」ということ。
夜ではないので空はまだ明るいこともあり、「見えている」と勘違いしがちなのです。路上は思いのほか暗くなっていて、歩行者や自転車に気づかないということがあります。特に秋口から冬にかけての期間は、どんどん日が短くなっていくので要注意です。
◇原因その2――――1日の疲れが溜まっている
17~19時という時間帯は、多くの人が勤務を終えて帰っている途中。心身ともに疲れきっていて、注意力が落ちていることは間違いありません。自分のことというよりも、相手の注意力が落ちているということに特に気を付けましょう。
◇夕暮れ時のドライブのポイント
以上のような原因を踏まえて、夕暮れ時は以下の点に注意して運転しましょう。
◇ヘッドライトは早めに
ヘッドライトは視界をよくするためだけではなく、車の存在を歩行者などに気付かせる役目もあります。夕暮れ時はこちらから見えていても、相手からは見えていないということもよくありますし、最近の車はエンジン音が小さく設計されていることもあるので、明かりでしっかり車の存在を伝えましょう。
◇スピードを上げすぎない
スピードを落としていれば、事故が起こる確率も下がります。 「当たり前だ」と思うかもしれませんが、疲労困憊していたり、仕事が大変だったりする時は、知らないうちにアクセルを踏み込んでしまうもの。自分に都合が悪い状況が起こると思って、予想外な出来事にも対処できるスピードを心がけましょう。
まとめ
今回は死亡事故が頻繁に発生している17~19時の時間帯にドライバーが気を付けなければいけないポイントについてご紹介いたしました。
「見えていると思っていたが、見えていなかった。」とか、「疲れていないと思っていたが、疲れていた。」とか、事故の大半は、このような勘違いによって起こるもの。特に通勤で車を使っている人は疲れがたまっていたり、仕事のことに頭が回っていたりするので要注意。常に「自分の都合とは逆のことが起こるかもしれない」と考えておきましょう。
「早く帰りたい」という気持ちを抑え、勤務時間後の愛車とのドライブをゆっくりと楽しむつもりで走るのがポイントです。
Photo by Julie Tupas on Unsplash