運転初心者の基礎知識。「右折」で起こりやすいトラブルと運転のコツ
運転初心者にとっては、右折が少し難しく感じることもあるのではないでしょうか? 今回は安心して運転ができるようになるために、右折をする時によく起こるトラブルと運転のポイントをご紹介いたします。
目次
右折時に起こりやすいトラブル
問題点を明確にしておくと、安全運転のポイントも理解しやすくなるはずです。右折時に起きやすい事故やトラブルをきちんと把握しておきましょう。
◇二輪車との事故
右折時に多くある事故は、安全確認が不十分で二輪車など小さなものを見落としてしまうことです。対向車はきちんとチェックしていても、バイクなど体積の小さいものに気づくのが遅れて事故につながってしまうのです。
いわゆる「サンキュー事故」もそういったケースです。対向車に道を譲ってもらって安堵感が出て、曲がろうとしている時に二輪車とぶつかってしまう事故です。
◇横断歩道での歩行者にも注意
交差点の横断歩道で渡ろうとしている歩行者や自転車にもよく注意をする必要があります。対向車などが途切れた時を見計らって、右折した先の横断歩道で歩行者や自転車と事故になってしまうことがあります。
右折を安心して行うためのコツ
よくあるトラブルを理解した上で、手順やタイミングなどをチェックしていきましょう。
◇右折の手順
右折の手順は3つのステップです。
1 速度を落とす前にウインカーを出す
2 センターライン沿いで待ちながら、対向車、バイク、自転車、歩行者の順に確認する
3 問題がないようであれば、交差点の中心付近を通るように心がけてゆっくり大きく曲がっていく
ポイントはウインカーを減速前に早めに出すことです。
後続車の追突を避けるために交差点の30m手前からウインカーを出すように法律でも定められています。
また斜めにショートカットせずに交差点の中心付近を通り、できるだけ大きく回るようにしましょう。
「交差点右左折方法違反」という交差点の中央付近を回らなければいけないという法律もありますし、大きく回った方が直進してくるバイクなどにも気づきやすくなります。
◇確信を持てなければ右折しない
バイクや歩行者が出てくるかもしれないといった不安があるならば、絶対に無理に右折を始めないようにしておきましょう。
右折車の優先順位は直進している車や左折している車よりも低いことを押さえ、難しい時には待つことを選ぶことが大切です。
まとめ
今回は運転初心者の方のために右折時のトラブルと安全に曲がるコツをご紹介いたしました。
ウインカーをしっかり出した上で減速すること、確実に安全が確認できる時しか曲がらないことが大切です。
対向車ばかりを気にするのではなく、歩行者やバイクなど小さなものにもしっかり注意を払うようにこころがけましょう。